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米株の強気派、「釈明することが多くある」-モルガンSウィルソン氏

米国株の急落はまだまだ終わらないとの見方を、モルガン・スタンレーの米国株担当チーフストラテジスト、マイケル・ウィルソン氏が示した。同氏はウォール街でとりわけ弱気派の一人として知られる。

  「S&P500種株価指数には短期的に少なくとも3800までの下げ余地があり、場合によっては3460まで下落する可能性があると当行ではみている」と、ウィルソン氏は顧客向けリポートで指摘した。各種コストが上昇し、リセッション(景気後退)入りするリスクが高まる中、指数が現行水準から8-16%低下すると見込んでいることになる。

  S&P500種は4月、月間下落率がここ2年余りで最も大幅となった。過去数カ月の米国株投資リターンは、インフレ調整後で大幅なマイナスだった。ウィルソン氏はリポートで「今が強気相場だと語る人には、釈明してもらなければならないことが多くある」と指摘。「S&P500種の実質株式益回りは、1950年代以来の深いマイナス圏にある」と続けた。

U.S. stocks' inflation-adjusted earnings yield hasn't been this low in decades
S&P500種の実質株式益回り
Source: Bloomberg

  「プラス面に関して言うと、株式市場は現在かなり売られ過ぎの状態にあり、明るい材料が出ればそれが何であっても、たちの悪いベアマーケットラリー(弱気相場の一時的な株高)につながる可能性がある」とも指摘。「短期的にはいかなる可能性も排除できないが、現在の弱気相場が終了に程遠いということは明確にしておきたい」と記した。

原題:

Morgan Stanley’s Wilson Says Bulls Have Much ‘Explaining To Do’(抜粋)

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