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日韓関係修復は安全保障協力の推進が「大義」-武田議連幹事長

  • 日本企業の差し押さえ資産を現金化なら「今以上に厳しい関係に」
  • 議連メンバーが尹次期大統領就任式に出席へ、韓国側議連と交流も

自民党の武田良太前総務相は、ロシアのウクライナ侵攻により国際秩序が不安定化する中で、日韓両国の安全保障協力を進めることが冷え込んだ関係を修復する「大義」になるとの認識を示した。4月28日のインタビューで語った。

Japan's Prime Minister Shinzo Abe Reshuffles Cabinet
武田良太氏
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  超党派の日韓議員連盟で幹事長を務める武田氏は、元慰安婦や元徴用工を巡る問題と安全保障協力は「すみ分けて考えなければならない」と指摘。ロシア、中国、北朝鮮を抱える北東アジアの平和と安定のためには韓国と協力関係を築くことは「基本中の基本だ」と述べた。

  ただ、元徴用工訴訟を巡り、韓国側が差し押さえた日本企業の資産を現金化した場合に両国は「今以上に複雑、難しい関係になる」と話した。

  日韓関係は文在寅政権下で元徴用工訴訟への対応などを巡り、「戦後最悪」と言われる状態となった。尹錫悦次期大統領は改善に取り組む方針を表明し、4月下旬に政策協議代表団を日本に派遣。岸田文雄首相、林芳正外相らを表敬訪問したほか、日韓議連メンバーとも意見交換した。

  武田氏は、代表団と岸田首相との面会が実現したことについて「日韓関係を正常化する上で大きな一歩につながる」と語った。

  10日に行われる尹氏の大統領就任式に合わせ、議連から会長の額賀福志郎元財務相や武田氏ら与野党の十数人が訪韓し、韓国側の韓日議連メンバーとも交流する予定。武田氏によると、夏の参院選後には日韓、韓日両議連の設立50周年式典や総会を開催する方向で調整を進める。

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