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ECB副総裁、アジアのコロナ対策で供給網目詰まり「悪化」と指摘

  • デギンドス副総裁、ブリュッセルでの欧州議会委員会で証言
  • ユーロ圏リセッションの可能性低い-ECBのミュラー氏

欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は28日、ロシアがウクライナで始めた戦争で新たなボトルネックが生じていると述べるとともに、こうした目詰まりは「アジアでの新たなパンデミック対策に起因するサプライチェーンの困難拡大で悪化」していると指摘した。

  同副総裁はブリュッセルでの欧州議会委員会で、「この展開は今後の成長鈍化を示している。ただ、ユーロ圏の成長を支える相殺要因もある」と証言。「主にエネルギーコストの急上昇により、物価上昇は今後数カ月、高水準にとどまる公算が大きい」と語った。 一方、ユーロ圏のインフレ率は「ピークにとても近いというのが私の見方であり、われわれはインフレ率が下期(7-12月)に下がり始めるとみている」とも話した。

  新型コロナウイルスの感染拡大に見舞われている中国は、厳しいロックダウン(都市封鎖)でコロナを徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」戦略を堅持している。

中国都市封鎖による経済への影響、衛星画像で鮮明に-公式統計悪化も

  ECB政策委員会の一員であるエストニア中銀のミュラー総裁はタリンで27日に開いた記者会見でロシアのガス供給停止に触れ、すぐに悪影響が生じるが「ユーロ圏がマイナス成長に陥るリスクは全体的には小さい」との認識を示した。

  「リセッション(景気後退)がなく、従ってインフレがはっきりと鈍化しなければ、現在の見通しを根拠とし、資産購入終了と利上げの可能性に関する金融政策の現行方針についてすでに言われていることを見直す理由はないと思う」と述べた。

原題:ECB’s Guindos Says Virus Measures in Asia Worsening Bottlenecks、Euro Area Is ‘Very Close’ to Inflation Peak, ECB’s Guindos Says、ECB’s Muller Says Chance of Euro-Area Recession Is Low (抜粋)

 

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