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スタンダードチャータード、通期利益予測引き上げ-1~3月好調

更新日時
  • 通期の増益率、従来予想の5-7%を「わずかに上回る」見込み
  • 1-3月の調整後税引き前利益、4%増の15億ドル-予想10.9億ドル

英銀スタンダードチャータードは28日、今年通期の利益見通しを引き上げた。トレーディング収入の伸びが追い風となり、1-3月(第1四半期)の利益は予想を上回った。香港市場では同行の株価が大きく上げた。

  発表資料によると、1-3月の調整後税引き前利益は前年同期比4%増の15億ドル(約1950億円)と、同行がまとめたアナリスト予想の10億9000万ドルを上回った。通期の増益率については、従来予想の5-7%を「わずかに上回る」との見通しを示した。

Standard Chartered Plc Chief Executive Officer Bill Winters Interview
ビル・ウィンターズCEO
Photgrapher: Chris Ratcliffe/Bloomberg

  ビル・ウィンターズ最高経営責任者(CEO)は発表資料で、「不安定なマクロ環境にもかかわらず、1-3月期の業績は好調だった。当行は有形自己資本利益率を遅くとも2024年までに10%にする目標に向けて順調に進んでいる」とコメントした。

  スタンダードチャータードはアフリカと中東の7カ国から撤退し、域内でより急速に成長する市場に照準を合わせている。中国でも事業拡大を目指し、ウエルスマネジメントを中心に3億ドルを投じる計画だが、最近の新型コロナウイルス感染拡大に伴うロックダウン(都市封鎖)で業務がより困難になっている。香港では感染者急増で支店閉鎖に追い込まれ、ウェルスマネジメント商品の販売に支障が出ている。

  28日の香港株式市場で、スタンダードチャータードは急伸。一時12%高と、取引時間中としては13年ぶりの上昇率となった。

原題:Standard Chartered Raises Income Outlook Amid Trading Boon (1)Standard Chartered Shares Surge as Lender Raises Revenue Outlook(抜粋)

(最終段落に香港市場の株価を追加して更新します)
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