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ソフトバンクGファンド、日本4社目の出資「間もなく」-統括責任者

  • 医療やロボティクス、SaaSなど全セクターで優良企業発掘へ
  • 日本企業への出資割合は「絶対的に増加するだろう」と松井氏

人工知能(AI)を使ったテクノロジー企業に集中投資するソフトバンクグループのビジョン・ファンド(SVF)は、日本を非常に魅力的な市場だとみており、国内4社目となるスタートアップに近く出資する見通しだ。

  SVFの日本での投資を統括するSBインベストメント・アドバイザーズ(UK)の松井健太郎マネジングパートナーはブルームバーグのインタビューに応じ、日本で4社目となる出資が「間もなく」行われることを明らかにした。

  松井氏は、日本での投資に当たっては医療やロボティクス、必要な機能をクラウド上で利用できるSaaS(サーズ)など全セクターで優良企業を発掘していきたい考えで、現時点で「パイプラインはいっぱいある」と説明。今後、日本企業への出資割合は「絶対的に増加するだろう」との認識を示した。

SoftBank Group CEO Masayoshi Son Presentation After 4Q Earnings Announcement
決算会見でSVFについて話すソフトバンクGの孫社長
Source: Bloomberg

  SVFは2017年の運用開始後、米国や中国、インドなどの新興企業数百社に対し投資を行ってきたが、日本では昨年10月にバイオベンチャーのアキュリスファーマ(神奈川県藤沢市)に出資したのが初めてだった。

  その後12月にスニーカーなどの個人取引市場「スニーカーダンク(スニダン)」を運営するSODA (東京都渋谷区)、今月26日に内視鏡医療のAIメディカルサービス(東京都豊島区)への出資を発表。IT企業に対する規制強化の動きがある中国での投資に慎重になる半面、日本での投資ペースは速まりつつある。

  松井氏によると、AIメディカルは海外進出を計画しており、シンガポールと米国で準備を進めているという。国内スタートアップの現状について、松井氏は「非常に面白い会社が増えてきた」と指摘。理由としては「投資銀行やPE(プライベートエクイティー)ファンド、コンサルティングから若く優秀な人材が転職するなど、経営の質が上がってきているのではないか」と分析した。

  松井氏が率いる日本チームは現在日本人4人、韓国人2人の計6人で運営されている。同氏は1995年に慶応義塾大学を卒業後、02年にみずほ証券に入社、ソフトバンクG関連の買収案件を手掛けた。ソフトバンクGには16年に入社し、18年にSBインベストメントのマネジングパートナーに就任した。

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