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【債券週間展望】長期金利は低下か、日銀の指し値オペ毎営業日実施で

5月第1、2週(2-13日)の債券市場は、長期金利に低下圧力がかかると予想されている。日本銀行がきょうの金融政策決定会合で指し値オペを毎営業日実施することを決め、金利抑制姿勢を鮮明にしたことが背景。もっとも、米国では次回連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げと資産縮小を決める見通しで、米金利先高警戒感が重しになるとみられている。

市場参加者の見方

◎三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジスト

  • 日銀決定会合は予想外にハト派で、いったん金利が下がることが想定される。ただ為替水準を踏まえると、6月会合に向けて日銀が何らかの政策対応で円安を止めるとの思惑は残る
  • 債券先物は決定会合を受けていったん切り返すも、上値の重さが残るだろう
  • 10年債、30年債入札は今の状況で読みにくい部分もあるが、生命保険会社の運用計画をみると、日本国債への潜在的な需要はしっかりあるということだろう
  • 新発10年債利回りの予想レンジは0.205%~0.250%

◎SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • 日銀が毎営業日の指し値オペで長期金利を0.25%ちょうどで止めるというのは、事実上の緩和強化。10年債は品薄になり、レポ市場も機能しなくなるだろう
  • 米連邦準備制度理事会(FRB)の量的引き締め(QT)の詳細がまだ織り込めていないため、まだ米金利に上昇の余地はあるだろう
  • FRBの利上げの流れや円安のトレンドは変わらないため、国内金利の低下幅も限られるだろう
  • 新発10年債利回りの予想レンジは0.190%~0.250%

国債入札予定

 対象 
6日

流動性供給

(残存期間1年超5年以下)

 
10日10年利付国債 
12日30年利付国債 

主な材料

  • 4日:FOMC声明、パウエルFRB議長会見
  • 5日:英中央銀行の金融政策報告
  • 5日:OPECプラス閣僚級会合
  • 6日:東京都区部消費者物価指数(CPI、4月)
  • 6日:米雇用統計(4月)
  • 9日:日銀の3月金融政策決定会合議事要旨
  • 11日:米CPI(4月)
  • 11日:中国の4月CPIと生産者物価指数(PPI)
  • 12日:日銀の4月金融政策決定会合の主な意見
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