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元野村トレーダーの米民事訴訟、審理開始-CMBS取引巡り (訂正)

訂正済み
  • 取引責任者だったイム氏が債券価格を顧客に偽っていたとSEC
  • 顧客は高度の知識有し、うそは取引に影響せずとイム氏弁護士

野村ホールディングスで商業用不動産担保証券(CMBS)デスクを運営していたトレーダーが利益を膨らませ自分の賞与を増やすために債券の価格を顧客に偽っていたとして、米証券取引委員会(SEC)が提起した民事裁判の審理が27日、マンハッタンの連邦地裁で始まった。

元野村トレーダー2人、SECが提訴-CMBS販売で顧客に虚偽価格

  SECが当初提訴したトレーダー2人のうち、キー・チャン氏はSECの主張を否定も肯定もせぬまま制裁金支払いで既に合意しており、2009-14年にCMBSトレーディングの責任者を務めたジェームズ・イム氏に対する訴訟が継続された。

  SECの代理人、レイダン・スチュワート弁護士は冒頭陳述で、イム氏が長年、繰り返し顧客を欺いてきたと主張した。SECは17年の提訴でイム氏らについて、虚偽の価格を顧客に伝えることで75万ドル(現行レートで約9600万円)余りの追加利益をもたらし、その結果、多額の賞与を得たとしていた。

  イム氏は一部の取引で価格を偽ったことを認めているものの、野村の顧客は高度な知識を持った投資家であり、複雑なモデルを使って債券価格を判断しており、トレーダーの話をうのみにしないと主張している。

  同氏の代理人、マイケル・マルチネス弁護士はこの日の法廷でもイム氏の従来の主張を繰り返し、野村の顧客は「世界で最も高度な知識を有した投資家」であり、イム氏のうそは売買の判断に全く影響しなかったと述べた。審理は5-10日間続く見通し。  

(見出しをCMBCからCMBSに訂正。原題と原文リンクを貼り替え、最終段落のマシュー・マルチネス弁護士をマイケル・マルチネス弁護士に訂正します)

原題:Nomura Trader on Trial for Lying About Bond Prices (Correct)(抜粋)

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