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ユーロ下落、対ドルで5年ぶり低水準-ロシアのガス供給停止など懸念

  • ユーロは一時1.0616ドル-過去20年間の上昇トレンドを下回る方向
  • 米金融当局に比べ引き締めに慎重なECBの姿勢もユーロの逆風に

27日の外国為替市場では、ユーロが対ドルで2017年4月以来の水準に下落した。経済成長やロシアからのエネルギー供給停止の恐れを巡り投資家の間に懸念が広がった。

  ユーロは一時0.2%安の1ユーロ=1.0616ドルと、新型コロナウイルス感染拡大初期の20年3月に付けた安値を割り込んだ。ポーランドとブルガリアへの天然ガス供給を停止するとのロシアの警告が背景。ユーロは過去20年間の上昇トレンドを下回って今月を終える方向にあり、対ドルでパリティー(等価)となる可能性が視野に入る。

  欧州中央銀行(ECB)が米連邦準備制度よりも金融引き締め策に比較的慎重な姿勢をとっていることなどに加え、ドル相場の上昇加速やロシアによるエネルギー輸出の武器化がユーロへの新たな逆風となっている。

  ナショナルオーストラリア銀行(NAB)の外為戦略責任者、レイ・アトリル氏は「今はパンデミック(世界的大流行)期の安値を試しつつあり、為替チャートは全くひどいありさまだ」とし、「ウクライナにおけるロシアの戦闘について、早期停止を楽観するのは難しい」と述べた。

A euro-dollar April close below long term trend will put parity on radar
 
 

原題:

Euro Falls to Five-Year-Low as Russia Ups Ante on Gas Supplies(抜粋)

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