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TI株急落、業績見通しが市場予想下回る-中国ロックダウン影響

更新日時
  • 多くの顧客が納品を受け入れていない状態-CFO
  • 中国拠点の顧客の活動縮小で売り上げ見通しを約10%引き下げ

アナログ半導体最大手の米テキサス・インスツルメンツ(TI)の株価は26日の時間外取引で急落。中国で新型コロナウイルス感染拡大に伴うロックダウン(都市封鎖)が続いていることが響き、4-6月(第2四半期)の売上高と利益の見通しがアナリストの予想を下回ったことが嫌気された。

  発表資料によると、4-6月期の売上高は42億-48億ドル(約5300億-6100億円)を見込む。アナリスト予想は49億6000万ドルだった。1株利益見通しは1.84-2.26ドルと、アナリスト予想平均の2.28ドルに届かなかった。

  中国に拠点を置く顧客が工場の稼働を停止したり操業レベルを落としたりしていることで、TIは売り上げ見通しを約10%引き下げることを余儀なくされたと同社は説明。ただ、これまでのところ幅広い発注キャンセルは生じておらず、問題の原因が電子製品の幅広い需要鈍化ではなく物流にあることを示唆している。

  「多くの顧客が操業を停止し、納品を受け入れていない状態だ」とラファエル・リザルディ最高財務責任者(CFO)はインタビューで指摘。これら工場がいつごろ再開するか、失われた分の生産をどれだけ迅速に取り戻せるか、中国の顧客がロックダウン中に支出を減らしているのかなどについて言及するのは時期尚早だと述べた。

  TIは数多くの製品と顧客を抱えているため、同社の業績見通しは経済における広範囲の需要の指標となっている。

Texas Instruments sales have begun to slow after a pandemic run-up
 
 

  ユーザーはこの1年間、半導体不足に悩まされてきたが、全ての製品の需給が逼迫(ひっぱく)しているわけではない。リザルディ氏によると、顧客は一部製品の発注を前倒ししてきたという。

  発表を受け、TIの株価は時間外取引で一時9%下落。その後は下げ渋り、約5%安となっている。

原題:Texas Instruments Slides After China Lockdowns Hurt Forecast (2)(抜粋)

(CFOのコメントなどを追加して更新します)
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