コンテンツにスキップする

中国、北京市の大規模検査を12区に拡大-ロックダウン懸念高まる

更新日時
  • 新たに対象となった11区は30日まで3回の検査を実施
  • 封鎖を懸念した住民、買いだめに走りパニック買いも
An elderly woman has a sample taken to be tested for the Covid-19 coronavirus at a swab collection site in Beijing.

An elderly woman has a sample taken to be tested for the Covid-19 coronavirus at a swab collection site in Beijing.

Photo by JADE GAO/AFP via Getty Images

中国・北京市で新型コロナウイルス感染が増加し、首都で異例のロックダウン(都市封鎖)が実施されるとの懸念が高まる中、当局は大規模検査対象地域を市内の大部分に拡大した。混乱を招いた上海市のような危機の回避に注力する。

  市当局者が25日遅くに明らかにしたところでは、22日以降の感染の大部分を占める朝陽区のほか、全16区のうち11の区でも検査を実施する。市政府の徐和建報道官は25日遅くの会見で、「適切に厳格な一連の措置を講じることで、感染拡大を抑制できると確信する」と述べた。

  コロナ感染を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策の厳格な順守が経済に一層のダメージを与えるとの懸念から、25日の株式や原油、鉄鉱石相場は下落。北京市政府が大規模な検査計画を発表し、一部地域を封鎖対象としたことを受け、市全域が封鎖された場合の準備不足を懸念した住民が買いだめに走り、パニック買いも起きた。

  人口2000万人余りを抱える北京市は東部・朝陽区の一部を既に封鎖したが、スーパーマーケットは引き続き営業。27日のコロナ検査完了後に制限を緩和する計画。

  当局は大規模検査に加え、企業に従業員への在宅勤務の奨励、会合やライブパフォーマンスなど人が多く集まる催しの停止を要請。建設作業の一部は大規模検査が終了するまで中断させる。

CHINA-HEALTH-VIRUS
コロナ検査のために行列を作る北京市民(4月25日)
Photographer: Jade Gao/AFP/Getty Images

  北京と上海での感染の広がりは今年後半に開かれる5年に一度の共産党大会で、党トップとして異例の3期目を目指す公算が大きい習近平総書記(国家主席)にとってかつてない試練となっている。

  朝陽区は人口約350万人で、多くの駐在員が暮らすほか、ビジネス街の北京商務中心区や多数の外国大使館がある。25日に区内の在住・在勤者に対し検査を実施。27日と29日にも検査を行う。他の11区は30日まで3回の検査を実施する。

  北京市で現地時間25日午後4時(日本時間同5時)までの24時間に報告された新型コロナの新規感染者数は29人で、22日以降の総数は70人に上った。そのうち半分以上は朝陽区のケースだった。

原題:

China Expands Beijing Covid Testing Amid Fears of Lockdown 

Beijing Expands Covid Testing to 12 Districts From April 26-30(抜粋)

(市報道官の見解などを追加して更新します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE