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上海市、住宅の出入り口を金属フェンスで封鎖-非人道的との指摘も

  • 強制的に外出できないようにする措置-火災の際は深刻な危険も
  • 住民は建物の出入り口が封鎖されているのを目の当たりにして動揺

中国・上海市で新型コロナウイルス感染対策のロックダウン(都市封鎖)が講じられてからほぼ1カ月が過ぎようとする中、地元当局は一部建物の出入り口に金属フェンスを設置し、強制的に外出できないようにした。厳格な規制にもかかわらず、上海のコロナ危機が一段と深刻になりつつある現状を浮き彫りにしている。

  上海市当局が中国流のゼロコロナを目指す「動態清零」実現のため対策を強化すると発表した後、市内では緑色の網目状のフェンスが次々と取り付けられた。中国のソーシャルメディア「微博(ウェイボ)」で共有された写真や投稿によれば、トラックが山積みになったフェンスを週末に運び出し、建物の出入り口が封鎖されているのを目の当たりにした住民らは動揺を隠せないでいる。

  今回の措置は非人道的であり、火災の際の避難路がふさがれ、深刻な危険を招くと多くが不満を訴えている。ソーシャルメディアに投稿された写真を見ると、飲食店が建ち並び通常はにぎわう永康路の一部にもフェンスが設けられた。

上海市、ロックダウン規制の徹底図る-最近は夜間に散歩など緩みも

Shanghai Pens in Residents
小売店の周りにフェンスを設置する作業員を写した微博への投稿写真
Source: Weibo

  かつてはゼロコロナ戦略の穏健な支持者だった上海財経大学の鐘鴻鈞教授は微博で、非人道的だとして今回の措置に反対。「上海市がこのようなことまでするとは思っていなかった」とした上で、「私はあまりに考えが浅く愚かだった」と22日に投稿した。

Shanghai Pens in Residents
金属のフェンスで封鎖された住宅の出入り口を写した微博への投稿写真
Source: Weibo

原題:Shanghai Pens in Residents in Renewed Effort to Stamp Out Covid(抜粋)

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