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中国が金融セクターの締め付け強化、幹部・当局者40人強に対象拡大

  • 4月に入り招商銀の前社長ら少なくとも16人が調査・処罰の対象に
  • 招商銀株、5営業日で20%近く下落-社長辞任と当局調査で

中国の習近平国家主席が加速させつつある金融セクターの汚職撲滅に向けた取り組みは、国内の主要金融機関数社の上層部に及び、同国経済を巡り強まる逆風に対応せざるを得ない投資家は不安を募らせている。

  中国共産党中央規律検査委員会の発表によると、4月に入り招商銀行の田恵宇前社長を含む少なくとも16人の銀行幹部が調査か処罰の対象となった。金融機関や規制当局に焦点を絞った検査が始まった昨年10月からそれまでに、対象者は数十人に上っていた。

  田氏の辞任とそれに続く調査を受け、招商銀の株価はこの5営業日で20%近く下落。不動産業界や大手テクノロジー企業など広範な民間部門に対する政府の締め付けで、中国投資はますます不安定になっている。その上、現在の新型コロナウイルス感染拡大が経済をさらに圧迫し、政府が掲げる5.5%の成長目標を危うくしている。

  中国当局は22日、田氏が規律や法律に重大な違反を犯した疑いで調査を受けていると発表。招商銀はその数日前、田氏の社長辞任を公表していた。中国の検察当局は同日、証券監督管理委員会(証監会)で投資家保護局幹部を務めた曽長虹氏を収賄の疑いで逮捕した。

  このほか銀行業監督管理委員会(銀監会)や中国建設銀行を含む規制当局・国有銀行の複数の幹部が4月に入り調査を受けている。

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原題:Xi’s Finance Crackdown Grows as More Than 40 Officials Ensnared(抜粋)

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