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中国コロナ拡大、北京市でも封鎖との懸念-住民は買いだめに奔走

更新日時
  • 中国株や人民元が25日に大幅安-原油や鉄鉱石先物も売られる
  • 異例の党トップ3期目を視野に入れる習氏にとってかつてない試練

中国で新型コロナウイルス感染が広がっており、北京市でもコロナ感染が増えている。当局が上海市のような危機を回避しようと急いでいることから、首都で異例のロックダウン(都市封鎖)が行われるとの懸念も出ている。

  コロナ感染を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策が中国経済を一段と損ねるとの懸念から、25日の株式や原油、鉄鉱石相場は下落。北京市政府が大規模な検査計画を発表し、一部地域を封鎖対象としたことを受け、市全域が封鎖された場合の準備不足を懸念した住民が買いだめに走り、パニック買いも起きた。

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  人口2000万人余りを抱える北京市は週末に数十件の感染が見つかったとして、複数の居住区を封鎖するとともに、東部・朝陽区の住民に対して25日と27日、29日の計3回検査を受けるよう求めた。市政府の徐和建報道官は22日遅く、現在の感染局面は「複雑で捉えにくい」とし、感染拡大の阻止に向けた措置を追加で講じる方針を示した。

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北京市でコロナ検査のため並ぶ住民(4月25日)
Photographer: Jade Gao/AFP/Getty Images

  北京市はコロナ感染を理由に、朝陽区の東二環以東や広渠路以南の地域を封鎖すると地元政府が明らかにした。同地域の住民は自宅にとどまり、在宅勤務に切り替えるよう求められた。食料品店やスーパーマーケットは引き続き営業、病院は診療を続ける。25日と27日の2回のコロナ検査後に封鎖は解除される見通し。

  北京と上海での感染の広がりは今年後半に開かれる5年に一度の共産党大会で、党トップとして異例の3期目を目指す公算が大きい習近平総書記(国家主席)にとってかつてない試練となっている。

  ゼロコロナ政策で中国経済の先行きにますます影が差し、世界的なサプライチェーンを妨げる恐れが出ているにもかかわらず、中国はこの政策が人民の生命を守り、経済を動かしているとして擁護する姿勢を崩していない。

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  上海市では24日にコロナで51人が死亡。今回の感染拡大局面での死者数は計138人となった。同日の新規感染は無症状を含めて1万9455人だった。

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原題:China’s Spreading Outbreak Stokes Fear of Beijing Lockdown (1)、Beijing Locks Down Parts of Chaoyang District Due to Covid(抜粋)

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