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中国で石油需要が急減、コロナ禍初期以来の大幅な落ち込みへ

更新日時
  • 厳しいコロナ対策が経済に打撃、習政権はロックダウンを支持
  • ガソリンやディーゼル、航空燃料の4月需要は前年比20%減へ
Tanker trucks at a parking lot near a petrochemical production complex on the outskirts of Shanghai.

Tanker trucks at a parking lot near a petrochemical production complex on the outskirts of Shanghai.

Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

中国の石油需要は新型コロナウイルス禍の初期以来となる大幅な落ち込みを記録する見通しだ。同国の厳しいコロナ対策が経済の広範囲に打撃を与えている。

  中国エネルギー業界の内部事情に詳しい関係者によれば、ガソリンやディーゼル、航空燃料の4月の需要は前年同月比で20%の落ち込みが予測されている。これは原油消費で日量120万バレルの減少に相当するという。約2年前に武漢がロックダウン(都市封鎖)措置に入った以来の大幅な打撃となる公算が大きい。

  2021年平均と比較した場合、中国の1日当たりの石油需要は約9%減に相当する。公に話す権限がないとして匿名を条件に語った同関係者によれば、ガソリン需要の落ち込みは過去最大で、既に低迷していたジェット燃料需要は今回のコロナ対策が追い打ちをかけた。一方、ディーゼルはトラック業界の消費が減退したが、農業・工業セクターの需要がある程度補完していると、同関係者は説明した。

  ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査によれば、中国の成長率予測は新型コロナ感染再拡大を受けて再び下方修正されたが、習近平国家主席は今週、「100年に一度のパンデミックの影」からまだ抜け出せていないとして、ロックダウンを主軸とするコロナ対策を擁護した。

習主席、中国のコロナ対策擁護-経済への打撃拡大でも (1)

原題:China’s Oil Demand Is Tumbling the Most Since Wuhan Lockdown(抜粋)

(第2段落に追記し、第3-4段落を加えます)
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