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【債券週間展望】長期金利は0.25%付近か、日銀会合前にオペ増額も

4月第4週(25-28日)の債券市場で長期金利は0.25%付近での推移が続くと予想されている。米国の金融引き締め観測から金利上昇圧力が掛かりやすいが、日本銀行は連続指し値オペなどで金利抑制姿勢を鮮明にしている。日銀金融政策決定会合を前に臨時オペや定例オペ増額の可能性もあるとの見方も出ている。

市場参加者の見方

◎三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジスト

  • 長期金利は低下材料もなく、上昇すれば日銀がオペに動くことから、引き続き0.25%に張り付く展開が見込まれる。決定会合までは膠着(こうちゃく)感が強いままだろう
  • 決定会合ではイールドカーブコントロール(YCC)やマイナス金利政策見直しはメインシナリオではない
  • 27日や28日午前に金利が急上昇すれば、指し値オペや臨時オペといったあらゆる手段を駆使して上昇を抑えるだろう。政策変更がなければ28日午後も同様の対応が続く
  • 政府の経済政策発表にも一定の注目が集まる
  • 新発10年債利回りの予想レンジは0.230%~0.250%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 国債利回りの大幅な低下は見込みにくいが、 日銀の金融緩和姿勢に変化はなく、国内債券相場の下値不安は小さいだろう
  • 今回の会合でも日銀は現状の金融政策維持を決定する見通し
  • 米債券市場はすでに年内の大幅な利上げを織り込んでいるが、米国の金融引き締め観測は引き続き国内債券相場の上値を抑える要因になろう
  • 26日の国債買入れオペは、各年限の買い入れを再度増額する可能性がある
  • 新発10年債利回りの予想レンジは0.220%~0.250%

国債入札予定

 対象発行予定額
27日2年利付国債2兆8000億円程度

日銀買い入れ予定

 対象年限買い入れ予定額
26日3年超5年以下4750億円
 5年超10年以下5000億円
 25年超500億円

主な材料

  • 28日:日銀金融政策決定会合、展望リポート、黒田東彦総裁が会見
  • 28日:米国内総生産(GDP、1-3月期速報値)
  • 29日:ユーロ圏GDP(1-3月期速報値)
  • 30日:中国の製造業購買担当者指数(PMI、4月)

 

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