コンテンツにスキップする

ウクライナ復興には77兆円必要-首相がIMF加盟国に支援訴え

  • シュミハリ首相、SDRの10%を復興支援に拠出するよう求める
  • 長期的には第2次大戦後の「マーシャルプラン」のような戦略必要

ウクライナのシュミハリ首相は21日、ロシアの侵略で荒廃したウクライナの復興には6000億ドル(約77兆円)が必要になるとの見通しを示し、国際通貨基金(IMF)加盟国に対し特別引き出し権(SDR)の10%を復興支援に拠出するよう訴えた。

  シュミハリ首相はIMF・世界銀行の春季会合でウクライナ支援を目的に開かれた閣僚級ラウンドテーブル(討論会)で、ウクライナは短期的に1カ月当たり40億-50億ドルを必要としていると発言。長期的には第2次世界大戦後に欧州の復興を支援した米国の「マーシャルプラン」のような戦略が必要だと述べた。

House Speaker Pelosi Meets Ukraine's Prime Minister Denys Shmyhal
ワシントンの米連邦議会議事堂で語るシュミハリ首相(4月21日)
Photographer: Amanda Andrade-Rhoades/Bloomberg

  同首相は既にパートナー国に対し、SDRの10%の拠出を要請する書簡を送付したと明らかにした。またウクライナが欧州連合(EU)加盟を含めた復興計画を策定中だと説明。武器や弾薬の供与やロシアへの追加制裁圧力を行うよう求めた。

  IMFは昨年、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた国々を支援するため、加盟190カ国に対し過去最大となる6500億ドル相当のSDR新規配分を発効させた。IMFはロシアによる侵略の直接的な結果として、今年のウクライナ経済が35%のマイナス成長になると予想している。

原題:

Ukraine Sees Rebuild Costing $600 Billion as It Seeks Global Aid(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE