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ブラックストーン、バイオテクやクラウドに注目-手元資金は約18兆円

  • 市場の売り浴びせ、機会をもたらしている-グレイ社長
  • 1-3月は予想上回る利益-分配可能利益は前年比63%増

米投資会社ブラックストーンのジョン・グレイ社長は、最近のテクノロジー株下落や経済活動の再開、旅行の回復による恩恵を同社が得られると見込んでいる。同社は1400億ドル(約18兆円)近い手元資金を確保している。

  同氏はインタビューで、ハイテク株やバイオテクノロジー銘柄を巡る年初からの厳しい環境は同社に好機をもたらしたと指摘。製薬会社は医薬品開発でプライベートエクイティー(PE)のパートナー探しを迫られるだろうと述べた。ブラックストーンが手元資金の活用を模索する中、教育テクノロジーやクラウド・コンピューティングの分野も魅力的だと語った。

  「テクノロジー株の売り浴びせは健全だ。行き過ぎだった部分があるためだ」とグレイ氏は指摘。経済活動や企業などの出張が持ち直す中、インフラや輸送、ホテルなども関心分野だとした。

ブラックストーンのジョン・グレイ社長が発言
出所:ブルームバーグ

  こうした発言は、インフレや地政学的要因、米経済の景気後退(リセッション)入り予想の高まりを背景にした市場の動揺が、PEにとってなお機会となり得ることを示している。

  ブラックストーンの1-3月(第1四半期)決算は、利益が市場予想を上回った。過去の案件で利益を確保したほか、手数料収入の増加も寄与した。分配可能利益は前年同期比63%増の19億ドル。1株当たりでは1.55ドルに相当し、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均の1.05ドルを上回った。

原題:

Blackstone’s Gray Eyes Biotech, Cloud as Cash Nears $140 Billion(抜粋)

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