コンテンツにスキップする

ECB利上げ7月検討用意、中銀預金金利は年内プラスも-ウンシュ氏

更新日時
  • 年末までにゼロか若干プラス圏への利上げは頭を悩ます問題ではない
  • 副次的影響生じれば金融政策が引き締め的にならざるを得ない可能性

欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバー、ベルギー国立銀行(中銀)のウンシュ総裁は、ユーロ圏経済が深刻なショックを被ることがない限り、ECBが政策金利の中銀預金金利を年内にプラスに引き上げることはあり得ると述べ、物価高騰の抑制に向け、ECBが「引き締め的」政策を展開せざるを得なくなる可能性に言及した。

  ウンシュ総裁は20日夜に行ったインタビューで、ロシアのウクライナ侵攻がユーロ圏の景気にとって重大なリスク要因だとしても、予想外に激しいインフレの数字に対応するため、ECBが政策金利を引き上げることを恐らく妨げないと発言した。

  同総裁は中銀預金金利(現行マイナス0.5%)について、「その方面から本当に悪いニュースが出てこなければ、年末までにゼロか若干のプラス圏に引き上げることは、私にとって頭を悩ませる問題ではない」と語った。

ECONOMY BELGIAN NATIONAL BANK PC
ベルギー中銀のウンシュ総裁
Source: AFP

 

  ECB政策委の一部メンバーは、資産購入を4-6月(第2四半期)末に終了し、早ければ7月にも利上げを決定するタイムラインを示唆しているが、ウンシュ氏はこの日程があり得ると同意し、「データ次第となることは言うまでもないが、新たなインフレサプライズがあれば、それは間違いなく私が検討したいと考えるシナリオだ」と説明した。

  同氏はさらに「ある時点で副次的影響、賃金の上昇が起きれば、金融政策が引き締め的にならざるを得ない可能性を排除しない」との考えを示した。

原題:ECB Could End the Year With Positive Policy Rates, Wunsch Says(抜粋)

(発言の詳細を追加して更新します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE