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ドル・円上昇、鈴木財務相発言で一時は日中高値-上値は限定

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は上昇。米金利が時間外取引で上昇する中、鈴木俊一財務相が主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議では為替は主要議題にならなかったと述べたことを受け、一時日中高値を更新した。ただ、需給的な売りによって上値は限定的だった。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時15分現在、前日比0.3%高の1ドル=128円18銭。ここまでのレンジは127円72銭から128円64銭
    • 前日は東京時間に129円40銭と2002年4月以来の高値を更新したものの、その後は一時127円46銭まで下落
ドル・円は128円台半ばから伸び悩む動き
 
 

市場関係者の見方

NBCフィナンシャルマーケッツ・アジアのディレクター、デービッド・ルー氏(香港在勤)

  • G20関連では為替に関する発言について警戒感があっただけに、主要な議題ではなかったということで、少し買い安心感があったようだ
  • 特に前日、G20を前に海外勢が利益確定をしていたという話もあったため、再度ポジションを積み上げていくきっかけになった可能性もある
  • ただ、きょうは128円半ばを超えた水準からは輸出企業の売りも散見されているようで、一気に上がる感じはなさそう

BofA証券の山田修輔主席FX・金利ストラテジスト

  • 日米金利差との連動が強い中で、米長期金利が時間外取引で上昇していることもドル・円の押し上げ要因。原油高や貿易赤字など円売りが出やすい状況下、きょうは128円付近まで下げてきたことで押し目買いが出やすい
  • 水準的に行き過ぎ感は出てはいる。来週の日銀の金融政策決定会合を前に130円を決定的に超えて買い上がるというのはなかなか難しいと思っている

背景

  • 為替はG7の主要議題ならず、高い緊張感で円安注視-鈴木財務相
  • 米10年国債利回りは時間外取引で一時前日比4ベーシスポイント(bp)上昇の2.876%台まで上昇
    • 20日の米10年国債利回りは10bp低下の2.832%。一時は12bp低下の2.81%台を付けた
    • イールドカーブはフラットニング。米20年国債入札は高い金利水準を好感し、応札倍率が過去最高となるなど好調な結果
  • 22日日本時間午前2時にパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長とラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が国際通貨基金(IMF)のパネル討論会に出席
  • 日銀の年内政策修正を45%予想、円安や物価高対応-サーベイ
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