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アルコア、1-3月売上高予想下回る-サプライチェーン問題響く

更新日時
  • 今年のアルミ需要見通し約2%増に下方修正-時間外で一時6.2%安
  • サプライチェーン問題による需要下押しが見られる-CEO

米アルミニウム生産大手アルコアが20日発表した1-3月(第1四半期)決算では、売上高が市場予想を下回った。長引くサプライチェーン問題で出荷が抑制された。こうした状況が顧客需要の重しになりかねないとの懸念が強まった。

  1-3月の同社売上高は32億9000万ドル(約4200億円)で、ブルームバーグ集計のアナリスト予想平均34億4000万ドルを下回った。株価は時間外取引で一時6.2%下落した。

   同社は陸上および海上の輸送手段が足りず北米を中心に在庫が膨らんだと説明。ロイ・ハービー最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会見で、ロシアのウクライナ侵攻がサプライチェーン危機を悪化させ、自動車向け半導体不足がさらに深刻化したと指摘した。

  インフレ上昇やロシアのウクライナ侵攻、中国の最近の景気鈍化に伴う不透明感が世界のアルミ市場に影響しつつあるもようだ。ハービー氏によると、アルコアではサプライチェーン問題による幾分の需要下押しが見られている。同氏は今年のアルミ需要見通しを約2%増と、従来予想の約2-3%増から引き下げた。

  アルミ価格は3月上旬に最高値を付けてから、需要を巡る懸念から約20%下げている。

  一方、アルコアのEBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)は10億7200万ドルで、アナリスト予想平均(10億4000万ドル)を上回り、2016年に自動車・航空機向け部品事業と分離してから最高の四半期となった。

原題:Alcoa Sales Suffer as Supply Chain Woes Threaten Demand Growth(抜粋)

(CEO発言などを追加して更新します)
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