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仏大統領選、ルペン氏勝利なら市場に衝撃-英EU離脱投票の再来警戒

  • ルペン氏勝利なら株とユーロは急落か、銀行や運用会社はヘッジ推奨
  • マクロン、ルペン両氏は20日夜に討論会-決選投票は24日
Marine Le Pen holds a press conference in Paris on April 13.

Marine Le Pen holds a press conference in Paris on April 13.

Photographer: Emmanuel Dunand/AFP

今月24日に決選投票を控えたフランス大統領選は、あらゆる世論調査で現職マクロン大統領の優勢が示唆される。だが、米銀シティグループやフランスの資産運用会社アムンディなどは、予想外の結果が生じるリスクを市場は過小評価していると警戒を強めている。

  投資家やストラテジストによれば、対立候補である極右政党・国民連合(RN)のマリーヌ・ルペン氏がマクロン氏に勝利する番狂わせが起きた場合、投票日翌日の欧州株は急落し、フランス債はドイツ債をアンダーパフォームする公算が大きい。ユーロは数カ月内に対ドルでパリティー(等価)となる可能性さえある。

  世論調査の平均では、マクロン氏の支持率は55.7%に上り、ルペン氏の44.3%をリードする。ただ、欧州連合(EU)離脱を巡る英国民投票の結果やドナルド・トランプ氏の米大統領選勝利など、ポピュリストが予想外の強さを発揮し市場が混乱したことは記憶に新しい。

  オーレルBGCのトレーダー、エリック・ハシッド氏は、ルペン氏勝利なら「市場にとってはひどい一日になるだろう」と予想。「マクロン氏が勝利するとまだ考えているが、大統領候補討論会が終了した後の世論調査が重要だ。サプライズが起きたとしても、それは初めてではない。英国のEU離脱で経験済みだ」と述べた。

  マクロン、ルペン両氏は20日夜、討論会に臨む。

  銀行と資産運用会社はルペン氏勝利の可能性に備えたさまざまなヘッジ戦略を推奨。マクロン氏勝利の確率を65%とみるシティは19日、8年物のフランス国債を売り、同年限のオーストリア国債を買うよう投資家に勧めた。アムンディは欧州株とユーロに「慎重」で、質の高い米国株と割安株を選好していると先週明らかにした。エマニュエル・コー氏率いるバークレイズのストラテジストは20日のリポートで、ルペン氏勝利なら株式市場は少なくとも5%下落すると予想した。

A basket of stocks exposed to France has been volatile ahead of elections
 
 

 

原題:Le Pen Upset Would Be as Big a Shock to Markets as Brexit (1) 

(抜粋)

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