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JPモルガンが中国企業の主幹事外される、投資判断が影響か-関係者

  • アナリストが投資判断と目標株価引き下げ、「投資不可能」との見方
  • キングソフト・クラウド、香港への重複上場を計画-既に米市場上場
The J.P. Morgan logo sign on the entrance of a glass office building in Midtown Manhattan.

The J.P. Morgan logo sign on the entrance of a glass office building in Midtown Manhattan.

Photographer: Nicolas Economou/NurPhoto via Getty Images

米銀JPモルガン・チェースは、中国のキングソフト・クラウド・ホールディングス(金山雲)が計画している香港上場の引き受け主幹事から外されたと事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。同行のアナリストはキングソフトの投資判断を引き下げたほか、目標株価を従来の半分に下方修正していた。

  非公開情報だとして関係者が匿名で語ったところでは、JPモルガンはなお幹事会社の一角だが、UBSグループや中国国際金融(CICC) より格下になったという。

JPMorgan downgrade fueled Kingsoft Cloud slump
 
 

  投資銀関連でJPモルガンが他に業務を失ったことを示す証拠はない。同行のアナリストは先月の調査リポートで、中国のインターネットセクターは短期的に「投資不可能」だとして、キングソフト・クラウドを含むテクノロジー企業28社の投資判断を引き下げた。JPモルガンを含む世界的銀行のリサーチ業務は、投資銀から独立して運営されることになっている。

  キングソフト・クラウドは既に米国に上場しており、時価総額は約10億ドル(約1290億円)。関係者1人の話では、香港での新規株式公開(IPO)規模は約1億ドルと、比較的小規模にとどまる可能性がある。

  JPモルガンの広報担当はコメントを控えた。UBSとCICCのメディア担当者のコメントも得られなかった。

  キングソフト・クラウドは発表資料で、上場案に関することは何であれコメントできないとした上で、「調査の独立性を非常に尊重している」と説明した。

  JPモルガンのアナリスト、アレックス・ヤオ氏は3月14日、キングソフト・クラウドの投資判断を「アンダーウエート」に、目標株価を8ドルから3.50ドルにそれぞれ引き下げた。その日の米市場で、同社の株価は48%安で引けたが、香港への重複上場を検討しているとの発表を受け、翌日には反発していた。

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原題:JPMorgan Loses Lead Role on China Deal After ‘Uninvestable’ Call(抜粋)

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