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中国ローンプライムレート、4月も維持-中銀が緩和呼び掛けでも

更新日時
  • 1年物は3.7%、エコノミスト16人のうち9人が引き下げ予想
  • 預金準備率下げ0.25ポイントどまり、貸出金利低下促すには不十分か

中国人民銀行(中央銀行)は20日、新規貸出金利の指標となるローンプライムレート(LPR)の1年物を3.7%に据え置くと発表した。金利の維持は3カ月連続。人民銀は景気下支えに向けて流動性供給を強化し、金利引き下げを呼び掛けていた。ブルームバーグ調査ではエコノミスト16人のうち9人が引き下げを見込んでいた。

  住宅ローンなど長めの貸出金利として参照される5年物も4.6%に据え置いた。

Chinese banks maintain lending rates for a third month
 
 

  事実上の貸出基準金利であるLPRは、18の銀行が最良顧客に提示するクオートに基づく。1年物LPRは通常、中期貸出制度(MLF)1年物金利と足並みをそろえて動く。そのMLF金利は先週、予想外の据え置きとなっていた。

中国人民銀、予想外の利下げ見送り-預金準備率引き下げが焦点に

  新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)による経済への影響を抑えるため、人民銀は融資促進に向けた措置を最近相次いで講じ、LPR引き下げ観測が広がっていた。人民銀は預金準備率の下げに踏み切り、銀行への流動性供給を強化。さらに預金金利の引き下げを銀行に促し、貸し出しの原資にかかるコスト低減に動いた。中央政府には利益を納付し、マネーサプライの後押しに動いた。

中国が市中銀行に預金金利引き下げを要請、景気対策-関係者

  LPRの据え置きを予想していたエコノミストは、大半の銀行を対象とした0.25ポイントの預金準備率引き下げでは貸出金利を今月引き下げる動機を銀行に与えるには不十分だったと指摘した。

原題:Chinese Banks Hold Lending Rates Despite PBOC Calls for Easing(抜粋)

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