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セントルイス連銀総裁、必要なら0.75ポイント利上げも選択肢か

更新日時
  • FOMCは迅速に中立金利に移行する必要ある-ブラード総裁
  • 3.5%前後の政策金利を支持する考えをあらためて表明

米セントルイス連銀のブラード総裁は18日、連邦公開市場委員会(FOMC)が複数回の0.5ポイント利上げで年内に政策金利を3.5%前後に早急に引き上げる必要があると述べ、0.75ポイントの利上げの可能性も排除しない考えを示した。

  ブラード総裁は外交問題評議会(CFR)のオンライン形式のイベントで講演し、現時点で0.5ポイントを上回る利上げは自身の基本シナリオではないと述べた上で、グリーンスパン連邦準備制度理事会(FRB)議長時代の1994年にもそうした利上げはあったと指摘し、「その可能性を排除しない」と話した。

セントルイス連銀のブラード総裁は、0.5ポイントを上回る利上げは自身の基本シナリオではないとしつつも、その可能性を排除しないと発言
Source: Bloomberg

  同総裁は3.5%前後の政策金利を支持する考えをあらためて表明。「一度に全てを行うことはできないが、年末までにその水準に到達すべきだと」と述べた。総裁は政策金利の水準に関する自身の推計を出す上で、スタンフォード大学のジョン・テイラー教授が考案した指針「テイラー・ルール」の一種に言及した。同指針ではインフレ率と失業率、中立金利の推計が利用される。

The Fed's New Dot Plot
 
 

  ブラード総裁はさらに、FOMCの第一目標は早く中立金利に到達することだと指摘。「迅速に中立水準に達することが望ましい。早ければ7-9月(第3四半期)に中立水準を上回る水準とし、その時点でインフレに下押し圧力を強めたいとさえ私は言ってきた」と付け加えた。

  一方で、リセッション(景気後退)についての議論は時期尚早だとし、現時点で当局は1回しか利上げしていないと述べた。米経済は2022年と23年に長期トレンドを上回る健全なペースで成長すると予想し、失業率は3%を下回るとの見通しを示した。

原題:Fed’s Bullard Says 75 Basis-Point Hike Could Be Option If Needed(抜粋)

(総裁発言を追加して更新します)
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