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ロシア、主要通貨に代わる準備資産をまだ特定できず-制裁で凍結後

  • 制裁で準備資産の半分にアクセスできず-人民元と金での保有に限定
  • ロシア中銀、何年もかけてドルへのエクスポージャーを削減

ロシア中央銀行は世界の主要な準備通貨に代わる明確な投資先をまだ見つけていないと認めた。ウクライナ侵攻を巡る制裁で、同中銀が使える準備資産は人民元と金に限られた格好となっている。

  ロシア中銀は侵攻の何年も前からドルへのエクスポージャーを減らし、準備資産に占めるドルの比率は昨年末時点でわずか11%弱にとどまっていた。しかし外貨準備の3割余りをユーロで保有、これに加えてポンドや円などにも投資していたため、ロシアのプーチン大統領への報復として各国政府がロシア準備資産の約半分を凍結することが可能になった。

  ロシア中銀のナビウリナ総裁によれば、侵攻から1カ月余りがたった今も、同中銀は他の選択肢をまだ確保していない。同総裁は18日、モスクワの議会委員会で、ロシアがどういった別のやり方をすべきかに関して教訓を導き出すのは時期尚早だとの考えを示した。

  「われわれは将来に目を向ける必要があるが、現時点で具体的な提案を示すことは私には難しい」とナビウリナ氏は発言。「流動性の高い準備通貨を発行している国は限られており、こうした諸国は敵対的な措置を講じ、われわれのアクセスを制限している」と述べた。

ロシア、侵攻前に人民元とユーロの保有を引き上げ-ドル保有は減らす

  ロシアの準備資産に占める人民元の比率は、2021年末時点で17.1%と1年前の12.8%から上昇。金は21.5%と小幅に低下していた。

Away From Dollar

Russia boosted share of euro, yuan, while cutting dollar in its international reserves

Source: Bank of Russia

原題:

Russia Has Found No Place Yet to Invest Reserves After Sanctions(抜粋)

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