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モルガンSとシティが勝ち組、予想上回る業績で株価アウトパフォーム

  • 両行の1-3月利益と総収入は予想上回る-トレーディング好調
  • シティ、ロシア関連エクスポージャーを巡る懸念が決算でやや後退か

モルガン・スタンレーシティグループの株価は14日、予想を上回る業績が好感され銀行株の中でアウトパフォームした。米銀大手6行のうち5行が今週、1-3月(第1四半期)決算を発表した。

  両行の株価はこの日の取引開始後に少なくとも3.5%上昇。その後は市場全般に下落基調となる中で上げ幅を縮小した。株価上昇を支えたのは、債券と株式のトレーディング収入が大きく伸び、総収入と利益がいずれも市場予想を上回る結果となったことだ。

Morgan Stanley and Citi shares gain after earnings while Wells Fargo slumps
 
 

  シティは3月末時点でロシア関連リスクが全体で約20億ドル減少し78億ドル(約9800億円)となったと発表し、ロシア関連エクスポージャーを巡る懸念が幾分和らいだ。株価はロシアがウクライナに侵攻した2月下旬以来19%余り下落し、大手銀では最低のパフォーマンスだった。

  バイタル・ナレッジの創業者、アダム・クリサフルリ氏は「シティを巡る市場のセンチメントは極めてネガティブで、ロシア関連の大打撃が警戒されていただけに、今回の決算報告は安心感につながる」と指摘した。

  モルガン・スタンレーでは、年初の市場の波乱でディールメーキング意欲が落ち込み投資銀行部門の業績が不安定化したものの、予想外のトレーディング収入の増加が業績を支えた。株価は14日の上昇で3週間にわたる下げ基調に歯止めがかかった。ただ、年初来では依然14%安。

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原題:

Morgan Stanley, Citi Emerge as Winners of Earnings Blitz (1)(抜粋)

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