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FRB「インフレと共生」選択か、FF金利3%誤り-ブラックロック

  • 生計費の急上昇に対応する過度に積極的な利上げの軌道は逆効果も
  • FF金利は2%に引き上げられようがさらに大きく上がることはない

米連邦準備制度の一連の利上げにより、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標が来年3%前後まで引き上げられると大方のトレーダーは予想しているが、世界最大の資産運用会社、米ブラックロックのストラテジストらには異論がある。

  ブラックロック・インベストメント・インスティテュートによれば、FF金利誘導目標は2%に引き上げられるだろうが、さらに大きく上がることはなく、生計費の急上昇に対応する過度に積極的な利上げの軌道は、逆効果となりかねない。

BlackRock Investment Institute Deputy Head Alex Brazier Interview
アレックス・ブレイジャー氏
Photographer: Hollie Adams/Bloomberg

  インフレ率と雇用との歴史的相関に基づく同社の推計によると、 昨年のインフレ率を連邦準備制度の目標(2%)に抑えたとすれば、失業率は10%近くに押し上げられたと考えられる。

  同社の副責任者を務めるアレックス・ブレイジャー氏は、そのシナリオを連邦準備制度が望む可能性は低く、「インフレとの共生」を結局選択するという見通しを意味すると指摘。今は需要でなく供給制約の方がインフレの動因との認識を示した。

  ブラックロックのストラテジストらは、物価上昇率がまもなくピークに達した後、3%前後で落ち着くと想定し、景気に対し緩和的でも引き締め的でもなく、利上げの上限として意識される中立金利が2-2.5%前後とみている。

 

U.S. CPI by Component
 
 

原題:

BlackRock Strategists Say Traders Are Wrong About Fed’s Path (1)(抜粋)

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