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米小売売上高、3月は0.5%増-ガソリン高の影響浮き彫り

更新日時
  • ガソリンスタンドを除く小売売上高は0.3%減
  • 2大支出項目である自動車と無店舗小売は減少
A driver returns a fuel nozzle to a gas pump at a Chevron gas station in San Francisco, California.
A driver returns a fuel nozzle to a gas pump at a Chevron gas station in San Francisco, California. Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

3月の米小売売上高は前月から増加。ガソリンスタンド売上高の急増が背景にある。一方で数十年ぶりの高インフレが消費者の可処分所得を圧迫しており、他の項目では強弱まちまちとなった。

キーポイント
  • 小売売上高は前月比0.5%増加
    • ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は0.6%増
    • 前月は0.8%増(速報値0.3%増)に上方修正
  • 小売売上高のデータはインフレ調整していない
Excluding gas, retail sales declined in March on lower auto, online sales
米小売売上高(ガソリン除く、前月比季節調整済み)
出所:米商務省

  ガソリン売上高は前月比8.9%増。ガソリンスタンドを除く小売売上高は0.3%減だった。2大支出項目である自動車と無店舗小売は減少した。

  ガソリン価格は3月、前月比で6年ぶりの大幅な伸びを記録。食品や住居のコストも上昇しており、消費者は生活必需品以外への支出で選別姿勢を強めている。ロシアのウクライナ侵攻を背景にしたエネルギーや商品の価格上昇もインフレ圧力を一段と高めており、消費者の購買力を低下させる要因となっている。

米消費者物価指数8.5%上昇、伸び加速-FRBへの圧力強まる (2)

  自動車とガソリンを除く小売売上高は0.2%増加。前月は0.1%減だった。

  3月は13項目のうち10項目で増加。総合小売店や電気製品、衣料品の伸びが目立った。

  インフレーション・インサイツの創業者オメイア・シャリフ氏は「衣料品や飲食店など一部の裁量支出カテゴリーでは名目売上高の増加がインフレ率を上回り、新型コロナ関連の制限緩和が個人消費を後押ししていることが示唆された。一方で他の項目では、インフレが支出拡大に大きな役割を果たしたことが明らかだ」と指摘した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:Retail Sales in U.S. Show Impact of Surging Gasoline Prices、U.S. March Retail Sales Rose 0.5%, Below Estimate(抜粋)

(エコノミストのコメントなどを加え、更新します)
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