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ECBのQE終了時期は6月決定か、早期利上げに道も-きょう政策委

  • 消費者物価上昇率が物価目標の4倍近くに加速する一方、信頼感低下
  • 6月に開く会合で、次の政策対応の重要な決定が行われる見通し

欧州中央銀行(ECB)は14日にフランクフルトで政策委員会を開く。ウクライナでの戦争がユーロ圏経済に及ぼすリスクの高まりにもかかわらず、ECBはとどまるところを知らないインフレの抑制を優先し、量的緩和(QE)の早期終了という方向性を維持するはずだ。

  今回の政策委では重要な決定は先送りされる可能性が高い。政策委メンバー、ナーゲル・ドイツ連邦銀行総裁は、ロシアのウクライナ侵攻の影響が最新予測でより明らかになる6月の会合で、次の金融政策対応が決まるとの見通しを示した。

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Source: Bloomberg Economics

 

  3月の政策委終了時に資産購入プログラムの縮小ペース加速の決定が公表されたのは予想外だったが、同月のユーロ圏消費者物価指数の上昇率は前年同月比7.5%と、ECB物価目標(2%)の4倍近くに加速したことがその後分かった。チーフエコノミストのレーン理事によれば、年央にようやくピークを迎えそうだ。

  しかしその一方で、企業と消費者の信頼感は既に急低下し、欧州連合(EU)によるロシア産エネルギー禁輸に伴うさらなる価格圧力も想定される。輸入依存度の高いドイツなどの国々では、リセッション(景気後退)の引き金ともなりかねない。

 

Euro-area inflation rate jumped to 7.5% in March
 
 

 

  合意された順序に基づけば、資産購入が完了して初めて利上げが行われる予定。ECBは終了時期を早ければ7-9月(第3四半期)としており、より早く終われば、9月の利上げに道が開かれるだろう。

  それはタカ派寄りの政策委メンバーが示唆する日程に沿ったものだ。中銀預金金利(現行マイナス0.5%)が年内にマイナス圏を脱する可能性を市場は織り込むが、ブルームバーグが調査したエコノミストらは、0.25ポイントの幅で12月に利上げが開始されるとみている。

What Bloomberg Economics Says: 

“Lagarde signaled in March that the Governing Council intends to stay on the course of monetary normalization, despite the war in Ukraine. Bloomberg Economics expects her to reiterate that stance at its next meeting,”

--David Powell, senior European economist. For full analysis, click here

 

Tapering QE

Bond-buying seen ending in July, paving way for rate hike(s) this year

Source: Bloomberg survey of economists conducted April 1-6

 

Rate Path

Economists see liftoff in December before negative rates end in March

Source: Bloomberg survey of economists conducted April 1-6

 

 

原題:ECB to Affirm Quicker Stimulus Exit on Inflation: Decision Guide(抜粋)

 

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