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シンガポール、政策バンド傾斜小幅上げ-引き締めで中心値も変更

更新日時
  • シンガポール通貨庁は、インフレを引き続き抑制することを目指す
  • シンガポール・ドルは政策決定発表後に約1カ月ぶり大幅高となった

シンガポール通貨庁(MAS、中央銀行)は14日、為替管理政策(金融政策)の見直しに伴い、インフレを引き続き抑制するためシンガポール・ドル為替レート政策バンドの傾斜を小幅引き上げ、中心値を変更する追加の金融引き締めを決定したと発表した。

  為替レート政策バンドの許容変動幅は据え置き、変動幅の中心値については、シンガポール・ドルの名目実効為替レートの実勢水準を反映する形に変更する。金融政策引き締めで両方の手段が同時に用いられるのは、2010年4月以来となる。

  今回の決定は、昨年10月と今年1月の金融引き締めに続くもので、シンガポール・ドル上昇を容認し、輸入インフレの影響を緩和することにより、貿易依存度が高く、ロシアのウクライナ侵攻で供給混乱の影響が懸念されるシンガポール経済を支える狙いがある。

  シンガポール・ドルは政策決定発表後に約1カ月ぶりの大幅高となった。現地時間午前8時21分(日本時間同9時21分)時点では0.4%高の1米ドル=1.3568シンガポール・ドル。

Price Pressures

Singapore has tightened policy to blunt imported inflation

Sources: Singapore Department of Statistics, Monetary Authority of Singapore

  MASは声明で「2021年10月と22年1月の政策変更に追加する今回の金融政策スタンス引き締めは、インフレの勢いを鈍化させ、中期的な物価安定の確保に寄与するだろう」と説明した。 

  同時に発表された1-3月(第1四半期)の国内総生産(GDP)速報値は前年同期比3.4%増加した。ブルームバーグ調査の予想中央値は3.8%増だった。

原題:Singapore’s MAS Recenters Currency Band, Raises Slope Slightly、Singapore’s MAS Tightens Policy Amid Global Inflation Fight (1)

(声明の詳細などを追加して更新します)
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