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英インフレ率、30年ぶり高水準の7%に-小売物価や生産者物価も上昇

  • 4月以降もインフレ加速へ、英中銀は来月に追加利上げの見通し
  • 原材料コストは19.2%上昇、1997年の調査開始以降で最大の値上がり

英国のインフレ率は先月、30年ぶり高水準となる年7%に上昇した。生活費の激しい値上がりで景気回復は腰折れする恐れがある。

  英政府統計局(ONS)が発表した3月の消費者物価指数(CPI)は前月比で1.1%上昇と、3月の上昇率としては過去最高だった。4月からは公益会社が一般家庭に請求できる光熱費の上限価格が54%引き上げられたため、物価上昇はさらに加速する見通しだ。

  英最大の食品スーパー、テスコは低価格の維持で厳しい局面にあると説明、今年の利益に影響が出る恐れがあると警告した。イングランド銀行(英中央銀行)は今後数カ月間でインフレ率は8%に達すると予測しており、来月5日には追加利上げが見込まれている。

Rapid Rise

U.K. inflation has jumped to a three-decade high of 7%

Source: ONS

 

  3月はCPIの構成品目のうち4分の1余りが前年同月比で10%を超える上昇率だった。

Worrying Times

A quarter of the U.K. inflation basket is now seeing double-digit inflation

Source: ONS, Bloomberg

  また、給付金の支払額やインフレ連動債の金利を設定する際の指標として使用される小売物価指数(RPI)は9%上昇と、1991年1月以降で最も上昇した。

  生産者物価指数(PPI)上昇率は11.9%と、08年以来の大幅な伸び。原材料コストの上昇率は19.2%に達し、調査を開始した97年以降で最大の値上がり幅を記録した。

英国の3月消費者物価・小売物価指数:統計概要(表)

原題:U.K. Inflation Jumps More Than Expected to 30-Year High of 7%(抜粋)

 

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