コンテンツにスキップする

ファストリ第2四半期は増収か、中国と原料高焦点-決算プレビュー

ファーストリテイリングがきょう発表する第2四半期(2021年12月-22年2月期)の決算では、前年同期比で増収となるかもしれない。中国での新型コロナウイルスの感染拡大の影響が懸念されており、同社が発表する3月以降の見通しにも注目が集まっている。

  決算発表を控え、ファストリ株は13日の取引で前日比2.8%高の5万8300円となった。同社株価は年初から11%下落しており、5.1%だったTOPIXの下落率を上回った。中国の新型コロナの感染再拡大が影を落としている。

  ファストリにとって中国は前期(21年8月期)に売上高の2割を占めた重要な市場。先月の深圳での短期間のロックダウン(都市封鎖)に続き、上海でより長期間のロックダウンが実施されたことで企業活動に大きな影響を与えており、経済成長への懸念も高まっている。

  決算発表では、同社はインフレのリスクを高めている原材料価格高騰の影響について言及する可能性もある。ウクライナ侵攻を受けてロシア国内のユニクロ店舗の営業を停止しており、同国での事業の将来についても関心が高まっている。

12-2月期の市場予想:

  • ブルームバーグが集計したアナリストの営業利益予想の平均は657億円-前年同期は549億円
  • 純利益予想は421億円-同355億円
  • 売上高予想は5953億円-同5831億円

通期の市場予想:

  • 営業益予想は2807億円
  • 純利益予想は1921億円
  • 売上高は2兆2406億円
  • 1株当たりの年間配当は533.88円
  • 市場予想については 9983 JT Equity MODLを参照

アナリスト解説:

ブルームバーグ・インテリジェンス、キャサリン・リム氏 

  • 減収になったとしても第2四半期の営業利益率は前年同期並みの9.4%を維持した可能性がある
  • 同四半期には、日本国内と中国のユニクロ事業の減益を、両国以外のユニクロ事業の増益とグローバルブランド事業の損失縮小が2四半期連続で補う可能性がある
  • 3月から全国でまん延防止等重点措置が解除されたことにより、国内ユニクロ事業の減収幅は第3四半期にかけて徐々に改善するとみられる。これにより、中国での感染再拡大で上海などの主要都市での都市封鎖が同四半期の業績に与える影響を大幅に軽減する可能性がある

CLSA証券、オリバー・マシュー氏

  • 原材料費が継続的に上昇していることから、値上げの可能性についてより詳細な説明が出る可能性がある
  • 中国の都市封鎖は第3四半期の業績にマイナス影響を与える懸念があるものの、制限が緩和されることで第4四半期には回復する可能性がある
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE