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JPモルガン率いる銀行団、利率11%を協議-ジャンク債発行に苦戦

  • 5.85億ドル相当の起債、当初は9%台半ばから後半を協議-関係者
  • 資金はKPSによるオールドキャッスルの買収に充当
JP Morgan Chase & Co. signage on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) 

JP Morgan Chase & Co. signage on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) 

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

JPモルガン・チェース率いる銀行団が5億8500万ドル(約735億円)相当のジャンク(投機的格付け)債の発行条件決定に苦戦し、この無担保債の利率を最大11%に上げる設定で協議している。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  非公開取引だとして匿名を条件に明らかにした同関係者によれば、調達資金はKPSキャピタル・パートナーズによるオールドキャッスル・ビルディングエンベロープの買収に充てられる。利率は当初協議された9%台半ばから後半のほか、「CCC」格付け債券の平均利回り9.81%を上回る。

  発行が計画される同ジャンク債の格付けは、投資適格級を7段階下回る「Caa1」。これに4億ドルの担保付社債と12億8500万ドルのローンを含む資金調達パッケージが予定されている。

  オールドキャッスルとJPモルガンはコメントの要請にすぐには応じなかった。KPSとローンのアレンジを率いるシティグループの担当者はコメントを控えた。KPSは、世界最大級の建材会社CRHからオールドキャッスルを債務含めて38億ドルで買収。CRHが2月末に発表していた。

  買収先の資産を担保とするレバレッジド・バイアウト(LBO)の資金調達は数週間前はおおむね問題なかったが、ロシアのウクライナ侵攻とインフレの加速を受けたリスク資産の幅広い売り後、市場の関心は冷え込んでいる。米利上げ期待もあり、ジャンク債利回りは急上昇している。

 

原題:

JPMorgan-Led Group Discussing 11% Yield on Struggling Bond Sale(抜粋)

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