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NZ中銀22年ぶり大幅利上げ、0.5ポイント上げ政策金利1.5%

更新日時
  • 今後でなく今より大幅に利上げすることが「最も後悔の少ない道筋」
  • 「金融引き締めを継続することが適切との認識」でMPCは一致
The Reserve Bank of New Zealand (RBNZ) building, center, in Wellington, New Zealand

The Reserve Bank of New Zealand (RBNZ) building, center, in Wellington, New Zealand

Photographer: Mark Coote/Bloomberg

ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は13日、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレート(OCR)を1%から0.5ポイント引き上げ、1.5%とすることを決めた。利上げ幅は過去22年で最も大きく、インフレが制御できなくなることへの中銀の懸念をうかがわせる決定となった。

  ブルームバーグが調査したエコノミスト20人のうち15人が0.25ポイントの利上げ、5人が0.5ポイントの利上げを予想していた。利上げは4会合連続。昨年10月から合計1.25ポイント引き上げている。

  NZ中銀は声明で、「インフレ期待の高まりを回避し、将来の為替レートと金利、生産の不必要な変動を最小限に抑えるため、今後でなく今OCRをより大幅に引き上げることが、政策の『最も後悔の少ない道筋』との見解で金融政策委員会(MPC)は一致した」と説明した。

  声明はまた、「不確実性の高い国際経済情勢を考えると、より大幅な動きによって今後の政策の柔軟性が高まる」とした。

  声明によれば、「最大限の持続可能な雇用を支え、物価安定を維持する最適なペースで、金融引き締めを継続することが適切との認識」もMPCは共有した。

  NZドルは政策決定発表を受けて一時上昇したが、その後値を消した。ウェリントン時間午後4時35分(日本時間同1時35分)時点では1NZドル=0.6826米ドルと、事前の0.6864ドルを下回った。

  NZ中銀が最終的にどこまで利上げするか見通しが下方修正される中で、5年債利回りは11 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し 3.37%を付けた。スワップ市場は、次回政策決定会合(5月25日)での0.5ポイント追加利上げについて、50%を上回る確率を織り込んでいる。

NZ中銀の声明の他の主な内容は次の通り。

  • 政策委メンバーの間で決定についてコンセンサス
  • 政策委メンバーは軌道と整合的なより大幅な利上げで一致
  • 雇用は持続可能な最大限の水準を上回る
  • 高インフレ期待がより長く持続するリスク高まる
  • より早期に中立に動くことでインフレ期待のリスクを低減
  • より大幅な動きによって政策の柔軟性が拡大

原題:NZ Raises Key Rate 50bp to 1.5%; Most Economists Expected 25bp、RBNZ’s Biggest Hike in 22 Years Sounds Global Inflation Warning(抜粋)

(為替相場の動きなどを追加して更新します)
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