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WTO、世界の貿易見通しを下方修正-戦争でデカップリングの恐れ

  • 今年の貿易量予測は前年比3%増、前回予測は4.7%増
  • 今年の世界GDP予測は2.8%増、前回予想から1.3ポイント引き下げ

ロシアとウクライナの戦争によって、新型コロナウイルス禍から立ち直り始めたばかりの世界経済は回復が減速し、モノの取引が縮小するほか、世界の通商が広範にわたり分裂する恐れがある。世界貿易機関(WTO)が12日、最新の世界貿易見通しでこのような見方を示した。

  WTO予測によれば、今年の貿易量は前年比で3%増。前回予測の4.7%増から下方修正された。来年は3.4%増を見込むが、見通しには食料不安や新型コロナ感染再拡大の可能性など多くの下方リスクがあると指摘した。

  オコンジョイウェアラ事務局長は「世界経済をブロック経済に分断し、低所得国から目を背けることは、繁栄も平和ももたらさないことは歴史が教えている」と述べ、「WTOは各国が武力に頼らず差異を協議できる場を提供するという、重要な役割を担うことができる」と続けた。

  今年の世界全体の国内総生産(GDP)予測は2.8%増と、前回の予想から1.3ポイント引き下げられた。来年には3.2%増への加速が予測されている。コロナ禍前10年間の平均成長率は3%だった。

Economic Fallout

War in Ukraine puts fragile global trade recovery at risk

Source: WTO

 

 

原題:WTO Cuts Trade Outlook, Says Russia War Risks Broader Decoupling

(抜粋)

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