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スリランカ、一部対外債務の支払い停止-債務再編を目指す

更新日時
  • IMFとの協議も急ぐ-外貨準備減少のスリランカ財務省発表
  • 経済への打撃が大きいハードデフォルト回避したい意向も表明
Beira Lake in Colombo, Sri Lanka

Beira Lake in Colombo, Sri Lanka

Photographer: Tashiya de Mel/Bloomberg

スリランカ政府は一部対外債務についての支払いを停止し、債務再編を目指す方針を明らかにした。同国は外貨準備減少に見舞われている。

  同国財務省は12日の声明で、債券保有者と二国間債権者および機関投資家に対する支払いを一時的に停止すると発表。財政の一段の悪化を食い止める最後の手段と位置付けた。国際通貨基金(IMF)との協議を急いで進めるとも説明し、経済への打撃が大きいハードデフォルト(債務不履行)を回避したい意向も明らかにした。

  同国中央銀行のウィーラシンハ新総裁は会見で、債権者との協議を目指していると述べ、デフォルトの可能性を警告した。

  ブルームバーグ集計データによると、スリランカ政府は今月18日、2023年償還債で3600万ドル(約45億円)相当と28年償還債で4220万ドルの利払い期限をそれぞれ迎える。また、10億ドル相当の国債は7月25日が満期。

  この日の発表を受け、大統領と首相を務めるラジャパクサ兄弟には辞任を求める圧力が強まる可能性がある。同国ではインフレ率が20%に達し、電力不足も深刻で国民の抗議活動が広がっている。大統領が所属する政党は議会で過半数議席を失っており、IMFとの協議はずれ込みそうだ。

  アベニュー・アセット・マネジメントの債券責任者カール・ウォン氏は「市場はデフォルトの事態になると予想していた。新内閣がこの混乱にどう対応しIMFと交渉するのか、見守る必要がある」と述べた。同社はスリランカ債保有をゼロにしたという。

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原題:Sri Lanka Will Default on Foreign Debt to Save Dollars for FoodSri Lanka to Stop Some Foreign Debt Payments, Government SaysSri Lanka Default Looms as Debt Payments Halted to Save Dollars(抜粋)

(第5、6段落に背景や投資家コメントを加えて更新します)
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