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10年物米国債利回りは3%突破の公算、JPモルガン・アセットなど

米国債の売りは12日も続き、40年におよぶ債券強気相場の終わりが視野に入った。

  米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め加速観測を背景に、米10年債利回りは2.80%を超え2018年12月以来の高水準に達し、トレンドラインを突破する2.83%前後に近づいた。

  JPモルガン・アセット・マネジメントやMUFGセキュリティーズアメリカは利回りが3%を超える可能性があるとみている。

  カナダのCIファイナンシャル傘下GSFMの投資コンサルタント、スティーブン・ミラー氏は「これが債券市場にとって新しい現実だ」とし、人為的に抑えられ続けてきた利回りには「上昇以外の方向はない」と述べた。同氏は10年債利回りが3.5%を試すことを見込み「米金融当局も市場もインフレを認識するのが遅れ、今は追い付こうとしている」と話した。

Long-term Treasury bull market under threat
 
 

  スワップ市場は年内に220ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)超の米利上げを織り込み、次の2回の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合でのそれぞれ0.5ポイント利上げの可能性を示唆している。

  12日はオーストラリアとニュージーランド債の利回りも米債に追随して上昇した。

  同日発表予定の3月の米消費者物価指数は前年同月比8.4%上昇が見込まれている。

   トリカ・キャピタルのレイモンド・リー最高投資責任者は「FRBはリスク資産や雇用よりもインフレリスクを優先している」とし、株式市場が音を上げるまで金利上昇は続くだろうと述べ、「今は金利についてロングデュレーションのポジションを組むべきではない」と語った。

原題:

Treasury Yield Surge to Threaten Bull Run’s Last Resistance Line(抜粋)

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