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上海住民、大半がなおロックダウン下に-緩和措置発表も少ない対象者

  • 上海市、居住区のうち過去2週間感染報告ない43%で緩和と発表
  • 対象の7565カ所は居住区だけではないことが判明-外出制限続く

新型コロナウイルス感染拡大を受けたロックダウン(都市封鎖)が続く中国・上海市では、約2500万人の住民の大半がなお厳しい外出制限下に置かれている。封鎖から解放された市民の数は当初考えられていたより少なかった。

  上海市は11日、市内の居住区のうちコロナ感染が過去2週間報告されなかった43%でロックダウンを緩和すると発表したが、同日遅くに公表された詳細によれば、対象となる7565カ所は居住区だけでなく、ホテルやショッピングモール、政府の建物も含まれていた。多くは人口密度が低い上海郊外の地域にある。

  同市衛生健康委員会の当局者は12日の記者会見で、ロックダウンが緩和された居住区の住民も不要な外出を控え、週2回の抗原検査を受けるべきだと述べた。

Shanghai City Lockdown
ロックダウン中の上海市内で閑散とした道路を通る配達員(4月9日)
Photographer: Zhou You/VCG/Getty Images

  上海はなおコロナ感染急拡大の歯止めに手間取っている。一連の制限措置が経済の重しとなっており、世界のサプライチェーンも妨げられつつある。上海のコロナ新規感染者は11日に2万3342人と、過去最多を更新していた前日から減少したが、わずか2週間前の5000人前後に比べるとまだ多い。中国本土のコロナ新規感染は11日に無症状を含め2万4546人に上った。

  市政府は自宅から外出が認められる人数を明らかにしなかったが、今回のロックダウンでは住民が食料不足や医療の受けにくさに直面する中で、11日に発表された緩和措置はロックダウンからの出口に向けた進路を示す最初の兆候だ。

  上海市がソーシャルメディア微信(ウィーチャット)に設けている公式アカウントによると、李強共産党委員会書記は11日、コロナ感染拡大の抑え込みに向けた厳格なロックダウン規制を継続する方針を示した。

原題:Shanghai Residents Remain Largely Under Lockdown Despite Easing、China Reports 24,546 New Local Covid Cases for April 11、Shanghai Urges People Released from Lockdown to Remain Cautious(抜粋)

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