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フィリピンがサムライ初サステナビリティー債、年限20年に長期化

更新日時
  • 同国1年ぶりのサムライ債は4本立て総額701億円、5年債520億円
  • ハンガリー環境や仏BPCE社会貢献などに続くサムライESG債
The Philippine national flag sits on a trader's desk on the floor of the Philippine Stock Exchange in Manila, the Philippines

The Philippine national flag sits on a trader's desk on the floor of the Philippine Stock Exchange in Manila, the Philippines

Photographer: Julian Abram Wainwright/

フィリピンが12日、サムライ債4本の発行条件を決めた。いずれもサステナビリティーボンド(環境・社会貢献債)で、発行総額は701億円。

 スプレッド発行利率発行額
5年60bp0.76%520億円
7年70bp0.95%50億円
10年85bp1.22%71億円
20年115bp1.83%60億円

注)スプレッドはTONA(無担保コール翌日物金利)ミッドスワップ対比の上乗せ金利、bpはベーシスポイント(1bp=0.01%)

  ブルームバーグのデータによると、フィリピンのサムライ債は2021年4月以来1年ぶり。今回は18年以降で初めて3年債を発行せず、代わって同国のサムライ債として最長となる20年債を初めて発行する。当初は15年債も検討したが取りやめた。5、7、10年債のスプレッドは2月にグリーンボンド(環境債)として発行されたハンガリー債を2-4bp下回った。

  主幹事はSMBC日興証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券。債券格付けはムーディーズ・インベスターズ・サービスから「Baa2」、S&Pグローバル・レーティングから「BBB+」、日本格付研究所(JCR)から「A-」を取得する。

  ブルームバーグのデータでは、海外発行体がサムライ債の形式で環境・社会貢献債を発行するのはフィリピンが初めて。環境債や仏銀BPCEのソーシャルボンド(社会貢献債)はあった。フィリピンは今回債で調達した資金を、ヘルスケアや教育、クリーン輸送などフレームワークで定めた適格プロジェクトに充てる。

  主幹事によると、購入投資家層は以下の通り。

中央投資家地方投資家
都銀等、信託、投信投資顧問、生保地銀、系統下部、海外含むその他
(2段落以降を加筆しました)
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