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中国インフレリスク拡大、封鎖や原油高で-3月は予想上回る伸び

更新日時
  • 生産者物価指数は8.3%上昇、予想8.1%上昇-消費者物価加速
  • 当面は物流制限などコロナ規制でPPIよりCPIの影響大-DBS

中国の生産者物価上昇率は先月、原油高騰が響いて予想を上回る伸びとなった。また、新型コロナウイルス感染拡大に対応するロックダウン(都市封鎖)で食品コストも上がっており、世界2位の経済大国である中国のインフレ見通しが脅かされている。

  国家統計局が11日発表した3月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比8.3%上昇。ブルームバーグ集計のエコノミスト予想中央値は8.1%上昇だった。2月は8.8%上げていた。

  一方、3月の消費者物価指数(CPI)は同1.5%上昇と、前月(0.9%上昇)から伸びが加速。エコノミスト予想では1.4%上昇が見込まれていた。

But China's producer prices rose on month on energy price rally
 
 

  中国がコロナ感染急拡大への対応を余儀なくされる中、ウクライナでの戦争によって石油など世界の商品相場も高騰しており、景気がさらに圧迫されている。幾つかの都市や省で講じられているロックダウンで食品供給にも支障が出ており、消費者物価も上がっている。

  DBSグループ・ホールディングスのシニアエコノミスト、ネイサン・チョウ氏は「当面は物流や消費活動の制限、トラック運転手を対象とする大規模な追跡手順などコロナ規制でPPIよりもCPIへの影響が大きくなるだろう」と分析。ただ、規制が長引けば両指数に影響が及ぶ恐れがあるとも指摘した。

  国家統計局のデータによれば、生鮮野菜は前年同月比17.2%上昇。2月は0.1%下落だった。

  インフレ高進でも中国人民銀行(中央銀行)による景気下支えに向けた金融緩和が妨げられる公算は小さい。主要先進国とは異なり、人民銀は緩和モードにあり、この数カ月で流動性向上のため金利を下げた。

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原題:China’s Covid Lockdowns, Surging Oil Add to Inflation Risks (2)(抜粋)

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