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債券下落、米長期金利が時間外取引で上昇-日銀指し値オペ観測が支え

更新日時

債券相場は先物を中心に下落。米長期金利がこの日の時間外取引で一段と上昇したことを受けて売りが優勢だった。もっとも、長期金利が日本銀行の許容する上限0.25%に接近すれば指し値オペが実施されるとの観測が相場を下支えした。

  • 長期国債先物6月物の終値は7銭安の149円23銭。米長期金利が一段と上昇したことを背景に一時149円21銭まで下落

 

  • 新発10年債利回りは午後3時過ぎに0.5ベーシスポイント(bp)高い0.24%で取引成立
先物中心限月の推移
 
 

  野村証券の中島武信チーフ金利ストラテジストは、今夜発表される米消費者物価指数(CPI)を前にインフレ高騰に対する警戒感から米長期金利の上昇が続いていると指摘。日本国債も売りが優勢だったが、金利上昇が続けば日銀が指し値オペなどで抑制するとの見方から、相場の下値は限定的だったと語る。

  長期金利の指標である新発10年債は午後3時過ぎまで取引が成立しなかった。中島氏は0.25%に近づけば日銀の指し値オペが入る公算が大きい一方、米長期金利上昇への警戒から買いも手控えられており、取引が成立しにくい状況だと言う。

  この日行われた5年債入札の最低落札価格は99円88銭と市場予想の中央値と一致した。SMBC日興証券の奥村任金利ストラテジストは、応札倍率も昨年度の平均付近で無難な結果だったと指摘。「利回りがプラスに再浮上し、銀行勢の需要を喚起した」としている。

海外市場の流れ

新発国債利回り(午後3時時点)

 

 2年債5年債10年債20年債30年債40年債
 -0.085%0.015%不成立0.780%0.995%1.110%
前日比 +0.5bp-0.5bp -+1.0bp横ばい+0.5bp
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