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パキスタン下院が新首相選出へ、軍と友好な関係持つシャリフ氏が有力

  • 11日に下院招集、最有力候補シャバズ・シャリフ氏は元首相の弟
  • パンジャブ州首相時代に有能な行政手腕発揮、兄と軍との仲介役も

パキスタンのカーン首相が不信任決議案可決で失職したのを受けて、同国下院は新首相に野党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派=PML(N)のシャバズ・シャリフ党首を選出する見込みだ。

  10日未明に行われたカーン首相不信任決議案採決は、賛成が174票と、可決に必要な票数を2票上回った。下院は11日に後任選定のため招集される予定で、軍と比較的友好的な関係を持つシャリフ氏が選出されるのはほぼ確実な情勢。一方、カーン氏は10日夜、「米国の支援を受けた政権交代」だとし、全国の支持者に自身の失職が不当であると訴えた。

  クリケットの元スター選手であるカーン氏の失職の背景には、軍人事への介入やぎくしゃくした対米関係、インフレ高進に見舞われた経済の運営などさまざまな問題で同氏と軍との関係悪化がある。パキスタン軍は建国75年の歴史のほぼ半分にわたって国を統治しており、軍事政権下では任期を全うした首相はいない。

Pakistan Prime Minister Imran Khan Addresses The Nation
カーン首相の映像を映すテレビ(4月8日)
Photographer: Asad Zaidi/Bloomberg

  シャリフ氏は首相を3度務めた経歴を持つナワズ・シャリフ氏の弟。パンジャブ州首相時代に野心的なインフラプロジェクトを推進し、有能な行政手腕で知られる。また、兄と軍との仲介役も務めた。

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原題:

Pakistan to Vote in New Leader as Ousted Khan Rallies Supporters

Pakistan Lawmakers Set to Vote in New PM With Ties to Army (1)(抜粋)

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