コンテンツにスキップする

来週のドル・円は高止まりか、米利上げ加速観測支えも一段上昇に慎重

来週のドル・円相場は1ドル=124円近辺で高止まる見通しだ。3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で当局による利上げ加速の意向が確認されていることが相場を支える。ただ、ドルは円に対して6年以上ぶりの高値圏に達しており、市場関係者からは一段の上昇に懐疑的な声も聞かれる。

ドル・円データは午後2時30分現在

週間予想

(ブルームバーグ 為替レート予想モデル)

122円25銭~125円72銭
1週間物予想変動率9.100%
1週間物リスクリバーサル0.113%のドルコール・円プットオーバー
ドル・円は124円付近でもみ合いか
 
 

市場関係者の見方

東海東京調査センターの柴田秀樹金利・為替シニアストラテジスト

  • ドル・円は、目先はドルの伸び余地が少なくなっていることから、3月高値125円09銭の更新やその先のアベノミクス後の最高値125円86銭の更新の公算は小さいとみている
  • 一方で、基調的な円安地合いは変わっていないたため、ドル・円の123円割れでは底堅くなりそう
  • 来週発表の3月米消費者物価指数(CPI)は前月比の伸び加速が予想されているものの、米利上げ加速はすでに織り込まれていることから、これによるドルの伸び余地は限定的になりそう
  • ただ、予想をはるかに上回るCPIの伸びが示されたり、米国債入札需要が弱かったり、米長期金利が急激に上昇したりした場合、ドル・円はアベノミクス後の高値を試すリスクがありそう

来週の主な材料

  • 11日:黒田日銀総裁があいさつ(支店長会議)、米3年国債入札
  • 12日:ブレイナードFRB理事がWSJイベントで講演、米消費者物価指数(3月分)、米10年国債入札
  • 13日:黒田日銀総裁があいさつ(信託大会)、米生産者物価指数(3月分)、米30年国債入札
  • 14日:欧州中央銀行(ECB)理事会およびラガルドECB総裁会見、米小売売上高(3月分)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE