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中国沖、コロナ禍でタンカーの待機増える-ロシア産などの原油積載

  • 中国はイランとベネズエラからも原油を購入し続けている
  • スエズマックス型タンカー、待ち時間が15日間に急増

中国沖で待機中のロシアとイラン、ベネズエラから航行してきたタンカーが搭載している原油は計2200万バレルだとデータ・分析企業ケプラー(Kpler)は指摘している。中国の新型コロナウイルス対策で需要が低下し、流通にも問題が生じており、年初時点の約1000万バレルから大きく増えている。

  中国は米国の制裁対象となっているイランとベネズエラから原油を購入し続けている国の一つ。ロシアがウクライナに侵攻した後、多くの買い手はロシア産原油を避けているが、世界最大の原油輸入国である中国はロシアからも引き続き原油供給を受けている。

  ただ、中国では新型コロナの感染拡大が悪化。こうした安い原油の取引が滞り、タンカーが荷降ろしを待つ時間が長くなりつつある。ケプラーの石油担当シニアアナリスト、ジェーン・シエ氏はガソリン・ジェット燃料の消費減少などで4月に石油需要が少なくとも日量45万バレル減少すると予想。コロナ対策としての「ロックダウン(都市封鎖)が確実に中国の交通とそれに伴う石油需要に大きな影響を与えつつある。それに流通の目詰まりもある」と語った。

  ブルームバーグが公式データを基に算出したところによれば、中国の石油顕在需要は、コロナ禍が悪化する前の1、2両月、平均で日量1370万バレル前後だった。

  ケプラーによると、中国の港湾における船舶の平均待機時間は現在5.85日。3月28日からの1週間は4.46日だった。最大100万バレルの原油を積載できるスエズマックス型タンカーは15日と、先週の4.46日から急激に待ち時間が増えている。

原題:Sanctioned Oil Piling Up Off China as Virus Outbreak Worsens(抜粋)

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