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マツダ、ディーゼルエンジン復権の日は必ず来る-脱炭素でも開発継続

  • 内燃機関の効率改善は使命、バイオ燃料利用の拡大時には好機-専務
  • VW不正でディーゼル販売減少も、電動車用エンジン効率化には有効

ディーゼルエンジン復権の日は必ず来る。独フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題を契機に販売が減少傾向にあるディーゼル車について、マツダの広瀬一郎専務はそう予測する。

  広瀬氏は4日のオンライン会見で、VWの「ディーゼルゲート以降、ディーゼル車の地位が落ちているかのような風潮もあるが、使用エネルギーの節減という意味で内燃機関の効率を高め続け、究極と言われるところまで持って行くことは1つの我々の使命だと考えている」と語った。将来的なバイオ燃料の実用化・利用拡大を視野にディーゼルエンジンは「この先も進化を続けていきたい」という。

  世界的な脱炭素の流れを受けて欧米の自動車メーカーを中心に電気自動車(EV)への移行が加速する中、マツダも同社初の量産EVを2020年に投入しており、25年までにEV3車種を含む電動車13車種を導入する計画。ハイブリッド車(HV)やプラグインハイブリッド車、バイオ燃料車などに用いるエンジンの開発も継続する方針を掲げている。

  19年に投入した独自開発のガソリンエンジン「スカイアクティブX」に続き、今年から導入が始まる車体が大きく幅広い価格帯を持つ「ラージ商品群」に向けては直列6気筒のディーゼルエンジンも加える構えだ。

  広瀬氏は「当初より最も合理的な電動化の構成とは内燃機関の高効率領域を拡大した上で、内燃機関の苦手なごく軽負荷の領域を小さなモーターとバッテリーでアシストするハイブリッドであると定め、具現化のステップを進めてきた」と述べた。

  自動運転やコネクテッド技術などの普及が進み自動車を巡るビジネスモデルが変化する中、広瀬氏によると、ラージ商品群の開発ではハードウェア性能向上だけでなく「ソフトウエアファーストの構造を追及した」。同商品群では全モデルの一括開発や試作車の削減などにより、以前に比べ開発費を25%削減することができているという。

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