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FOMC、月額最大950億ドルの保有資産縮小を示唆-議事要旨

更新日時
  • 資産縮小の上限、3カ月かそれよりやや長い期間に段階的に導入も
  • 0.5ポイント利上げ、1回以上が適切になり得ると多くが認識
Jerome Powell, chairman of the U.S. Federal Reserve.

Jerome Powell, chairman of the U.S. Federal Reserve.

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米連邦公開市場委員会(FOMC)が3月15-16両日に開いた会合では、連邦準備制度理事会(FRB)の大規模な保有資産を月額最大950億ドル(約11兆7600億円)のペースで縮小することが示唆された。6日公表された議事要旨で明らかになった。

  これによれば、ロシアのウクライナ侵攻がなければ3月会合で「多く」の当局者が0.5ポイント利上げを支持していたが、実際に侵攻が起きたことを受けて0.25ポイントにとどめた。また物価上昇圧力が和らがない場合には今後0.5ポイントの利上げが1回以上適切になり得るとの認識も、「多く」の当局者が示した。

  保有資産の縮小規模については、「参加者は総じて、米国債で月額600億ドル程度、エージェンシーMBS(住宅ローン担保証券)で同350億ドル程度を上限とすることが適切になりそうだとの見解で一致した」としたほか、「参加者はまた、市場環境から見て妥当と判断される場合は縮小規模の上限を3カ月ないし、それよりやや長い期間をかけて段階的に導入し得るとの認識でもおおむね一致した」と記された。

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  FOMCは5月3-4両日に開かれる次回会合でバランスシートの縮小を承認すると見込まれている。バランスシート縮小の行程表は、FRBスタッフによる当局者へのプレゼンテーションで示された。

  議事要旨では「縮小計画に関して大きな進展があり、FOMCは次回5月会合の終了後にも縮小プロセスを開始する上で良好な位置にあるとの認識で、参加者は一致した」と説明されている。

  政策金利については、「特にインフレ圧力の強い状態が続く、ないしさらに強まった場合に、今後の会合でフェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジの0.5ポイント引き上げを1回以上行うことが適切になり得ると、多くの参加者が認識した」とし、「金融政策スタンスを中立状態に向けて迅速に移行させることが適切になると参加者は判断した」と付け加えた。

原題:Fed Officials Weigh Shrinking Balance Sheet by $95 Billion/Month(抜粋)

(第2段落と最終段落に議事要旨の内容を追加し、更新します)
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