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プーチン氏は出席するのか、11月のG20サミット-対応に苦慮する各国

  • バイデン米大統領はロシア外しを主張-中国は反対するとみられる
  • 今年の議長国インドネシア、プーチン氏含む首脳全員を招待する予定
Vladimir Putin, Russia's president

Vladimir Putin, Russia's president

ロシアのウクライナ侵攻がインドネシアのバリ島で11月に開かれる予定の20カ国・地域(G20)首脳会議にも影を落としている。プーチン大統領のサミット出席を巡り臆測が広がる中で、今年のG20議長国インドネシアをはじめ各国は対応に追われている。

  G20メンバーの協議に詳しい関係者によれば、考えられるシナリオはさまざまだ。一部のメンバーはリーダー抜きの代表団を派遣し、あるいはオンラインを通じた参加にとどめるという可能性もある。G20サミットが初めて正式な声明なしで終わる公算も大きい。

  ロシアは2014年のクリミア併合後、主要8カ国(G8)から除外された。だが、G20の場合、中国などの国がロシア外しに反対するとみられる。

World Leaders Gather For G20 Summit In Brisbane
2014年のG20サミット(豪ブリスベン、一番左がプーチン氏)
Photographer: Glen Hunt/Getty Images

  バイデン米大統領はG20からのロシア除外を求めているものの、複数の当局者によれば、世界的な経済危機に対応するため1999年に始まったG20からロシアを外すことは選択肢ではない。

  事情に詳しい1人の関係者は、プーチン氏がG20サミットに参加する場合、バイデン氏が出席を見送るかどうかを米当局者が内々に議論していると述べたが、2人の関係者は現時点でバイデン氏は参加する可能性が高いと説明した。

  米国などはプーチン氏を招待しないよう、または少なくともウクライナに対する同氏の行動を非難するようインドネシアを説得することに取り組んでいると関係者の1人は語った。ホワイトハウスの報道官はコメントしていない。

  米国家安全保障会議(NSC)の報道官は5日、バイデン政権がインドネシアおよび他のG20メンバーと話し合っており、首脳会議が近づけば状況がはっきりするだろうと述べた。

  プーチン氏は14年後半にオーストラリアで開催されたG20サミットに参加したが、大半の首脳から敬遠され、ウクライナのクリミアを併合したことで非難を浴び、早めに帰国。プーチン氏がカナダのハーパー首相(当時)に握手をしようと近づくと、同首相が「握手はするだろう。だがあなたには言うべきことが1つだけある。ウククライナから出なければならない」とプーチン氏に告げたことはよく知られている。

  インドネシアは先月下旬、 ホスト国として「公平を保つ」ため、プーチン氏を含む首脳全員を招待する予定だと表明。事情に詳しい関係者によると、プーチン氏は招待状を受け取ったが、出席は決めていない。ロシア大統領府に何度かコメントを求めたが返答はなかった。

  インドネシアが他のシナリオについて準備しているかとの問いに対し、シレガー外務次官は「仮定の質問には答えられない」とテキストメッセージで回答。「インドネシアはウクライナ情勢を注視し、解決策を積極的に探りながら、G20議長国として最善の準備をする」とコメントした。

原題:G-20 Wrestles With Response If Putin Shows Up at Bali Summit(抜粋)

 

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