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ブレイナード理事、5月にもバランスシートを急速に縮小開始へ

更新日時
  • 正当化されれば、FOMCには一段と強力な行動をとる用意
  • 「インフレは高過ぎる状況で、上振れリスクにさらされている」
Lael Brainard, governor of the U.S. Federal Reserve.

Lael Brainard, governor of the U.S. Federal Reserve.

Photographer: Al Drago/Bloomberg

米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事はインフレ圧力を低下させる取り組みが「最優先」だとし、利上げを着実に進める一方でバランスシートの縮小を来月にも開始する意向を表明した。

  ブレイナード氏は5日、ミネアポリス連銀への講演で、米連邦公開市場委員会(FOMC)は「一連の利上げを通じて整然と、また早ければ5月の会合で急速なペースでのバランスシート縮小を開始することで、金融政策の引き締めを続ける」と述べた。発言は講演原稿に基づく。

  「過去の景気サイクルと比べて回復がかなり力強く、かつ速いペースで進んでいることを踏まえれば、バランスシートは過去の回復局面よりもかなり急速なペースで縮小すると想定する。2017-19年と比較して縮小額の上限がかなり大きくなるほか、縮小期間も大幅に短くなる」と付け加えた。次回のFOMC会合は5月3、4両日に開催される。

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  「バランスシートの縮小は、市場価格やFOMCの経済予測に反映されている政策金利の上昇見通しに加えて金融政策引き締めに寄与する」と同氏は説明。ロシアのウクライナ侵攻については「極めて大きな」地政学リスクかつ人道的悲劇であり、インフレリスクを上方向に傾斜させるものだと語った。

  その上で「現時点において、インフレは高過ぎる状況で、上振れリスクにさらされている」と指摘。「インフレやインフレ期待の指標で正当化されれば、FOMCには一段と強力な行動をとる用意がある」と続けた。

原題:

Brainard Says Fed to Shrink Balance Sheet Rapidly as Soon as May(抜粋)

(第3段落以降を追加し、更新します)
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