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米国株に新たな警告-景気や消費動向占うダウ輸送株が4営業日続落

  • ダウ輸送株指数、4営業日で7.3%下落-12月1日以来の値下がり率
  • 「相場をますます危うくさせるものだ」-CFRAストラテジスト

米国株への新たな警告シグナルが市場の一部で発せられている。米経済の状況や消費動向を占う上で注視されるダウ輸送株指数のここ約1週間の下落の激しさだ。

  トラックや鉄道関連など20銘柄で構成される同指数は3月29日取引終了以降に7.3%下落。4営業日の下落率は昨年12月1日以来の大きさに達し、同じ期間のS&P500種株価指数の1.1%安を大幅に上回る悪化となっている。

  輸送株下落の背景にあるのは、米金融当局による積極的な利上げとインフレ加速が個人消費を抑制するとの懸念の高まりだ。個人消費が冷え込めば、輸送・配送を担う企業は高騰する原油価格が利益率を圧迫する状況下で需要減退に見舞われかねない。

A big drop in the Dow transportation index signals trouble for U.S. markets
 
 

  CFRAリサーチのチーフ投資ストラテジスト、サム・ストーバル氏は「相場をますます危うくさせるものだ」とし、「輸送株低迷となれば、投資家は継続する供給混乱とインフレ加速、逆イールド発生により、消費者需要も鈍化する可能性が高いと推察するだろう」と述べた。

  輸送株の最近の弱さは、景気循環株の幅広いセンチメントとも一致する。銀行株や住宅建設株、半導体株なども相対的に下降トレンドにあるかそうした局面に入りそうな状況にある。また、債券市場や地政学的領域では不吉な兆候が強まっている。

   こうした傾向について、トゥルーイスト・アドバイザリー・サービシズのチーフ・マーケットストラテジスト、キース・ラーナー氏は「リスクが上昇していることを示唆している」と指摘した。

原題:

Gloom in Transports Sends a Scary Smoke Signal for U.S. Stocks(抜粋)

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