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みずほ、欧州クレジットトレーダーのヨルゲンセン氏が退社-関係者

  • アドラーとの関係に厳しい目が向けられる中、過去数週の間に退社
  • みずほ、ヨルゲンセン氏と関係のあるアドラーの関連債券売り込んだ

みずほフィナンシャルグループの欧州クレジットトレーダーのトップが退社した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。ここ数カ月、苦境にあるドイツの不動産会社アドラー・グループとの関係に厳しい目が向けられていた。 

  同関係者によれば、2019年に英現地法人みずほインターナショナルの欧州・中東・アフリカ(EMEA)クレジットトレーディング責任者として採用されたクラウス・ヨルゲンセン氏が過去数週の間に会社を去った。

  ブルームバーグは昨年10月、ヨルゲンセン氏のチームがアドラー・リアル・エステートとの事業統合を進めていた企業の債券を、同氏がアドラーの役員を務めていることを開示せずにどう売り込んだかなど、同氏とアドラーの深い関係を報じていた。

みずほの英トレーダー、役員務めるアドラー合併先の社債売り込み 

  ヨルゲンセン氏は不正行為を否定してきており、コメントを控えた。みずほのロンドン在勤の広報担当者もコメントしなかった。みずほは以前、同行には「利益相反の管理指針の規定があり、忠実に順守されている」とし、取引には「関係する全期間を通じて制限が課されていた」 と説明していた。

  ヨルゲンセン氏とアドラーの関係をきっかけに、みずほはアドラーを巡る不祥事に巻き込まれた。空売り投資家フレーザー・ペーリング氏のバイスロイ・リサーチはアドラーが「会社ぐるみで不正」を手掛けたとし、少数の株主に便宜を図る形で運営されているとの疑念を示した。アドラーの株式と債券は昨年から急落している。

ゴールドマンもアドラー社債をショートに、JPモルガンに続き

  ヨルゲンセン氏は現在、アドラー・グループの取締役会メンバー。アドラー・リアル・エステートの監査役会メンバーは先月辞任したと、広報担当者が電子メールで明らかにした。

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原題:Top Mizuho Credit Trader Jorgensen Leaves Amid Adler Scrutiny(抜粋)

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